2016年6月1日水曜日

6月 柑きつ


摘果

温州みかん

①樹冠上部摘果

 隔年結果の著しい園では、7月上旬までに樹冠外周と上部を全摘果し、下垂枝と樹冠内に着果されます。樹冠上部と主枝先端を成木で1㍍、10~15年生で50㌢全摘果します

②枝別全摘果

 着果の多い樹は7月上旬までに、直径2㌢程度の枝を樹全体の3分の1選んで全摘果し、夏芽を発生させ、来年の結果母枝を確保します。
 摘蕾や再予備枝を設定した枝に着果している場合も全摘果します。
 

夏肥の施用(10㌃当たり)

 
 果実肥大や新梢の充実、樹勢の維持に欠かせないため必ず施します。
 

普通温州(6月上旬)

 
農協果樹配合   60~70㌔
 

早生伊予柑(6月下旬)

 
農協果樹配合   100~130㌔
 

苗木の管理

 
・主枝候補の枝は支柱を立て誘引します。
 
・黒マルチや敷草で乾燥を防ぎます。
 
・エカキムシやアブラムシを防除します。
 
・定植1か月後より月1回、果樹配合を1樹当たり2握りほど根の外側に施します。
 

病害虫防除

 

チャノキイロアザミウマ・ゴマダラカミキリムシ・コナカイガラムシ類

 
モスピラン顆粒水溶剤   2,000倍(柑きつ収穫14日前まで3回以内)
 

かいよう病(6月中旬・応急)

 
コサイド3000   2,000倍
   +
クレフノン   200倍
 

黒点病(6月下旬)

 
ジマンダイセン水和剤   600倍
  (温州みかん収穫30日前まで4回以内、その他柑きつは90日前まで4回以内)
 

ミカンサビダニ・チャノホコリダニ・ミカンハダニ(6月下旬~7月上旬)

 
※高温時は散布しないで下さい。
 
ハーベストオイル   150倍
   +
コテツフロアブル   6,000倍(柑きつ収穫前日まで2回以内)
 
※ハーベストオイルを散布後、20日以上あけて次回散布します。

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