2024年5月1日水曜日
5月 タマネギ
病害虫防除
べと病や白色疫病などの病害や、アザミウマ類などの害虫の発生が多くなるので、定期的に防除を行う。4月から収穫までの防除をしっかり行うと、貯蔵中の腐敗を抑えることができます。
病害虫防除農薬
・ジマンダイセン水和剤 400∼600倍
(収穫3日前まで 5回以内)
・セイビアーフロアブル20 1500倍
(収穫前日まで 3回以内)など
害虫防除農薬
・モスピラン顆粒水溶剤 2000倍
(収穫7日前まで 3回以内)
・エルサン乳剤 1000倍
(収穫7日前まで 2回以内)
5月 ズッキーニ
支柱立て
カボチャの仲間ですがツルはありません。成長すると茎が倒れますので、1mほどの支柱を株の横に立て、茎を固定するか葉柄を2~3本束ねて支柱に固定します。
人工授粉(下図参照)
実を確実に太らすには、人工授粉が必要です。雄花を摘み取って花びらを除去し、受粉当日の朝に咲いた雌花の柱頭に転がすように花粉をつけます。
収穫
開花後3~8日くらいの未熟果を収穫します。収穫が遅れると草勢が衰え、つぎの果実がなりにくくなりますので、取り遅れないよう早めに収穫しましょう。
追肥
収穫の始めのころから半月に1回、追肥します。
5月 ナス
仕立て方
収穫期間が長いため、畝の両側に支柱を設置し針金やマイカー線を張って、主枝の角度が45度になるようひもで誘引し、V字型の樹形に仕立てましょう。
○主枝4本仕立てにします。
第1主枝・・・1番花がついている枝
第2主枝・・・第1主枝1番花の下の芽
第3主枝・・・主枝2番花の下の芽
第4主枝・・・第2主枝の1番花の下の芽
まず、両側に1本ずつ強い枝を誘引し、その後1本ずつ基部に近い2本の強い枝を伸ばし4本仕立てとします。その後は下葉や収穫節の親葉を除去します。
その他の管理
株元から発生しているわき芽を除去します。
開花前日から当日の花に、トマトトーン50倍を噴霧して着果を促します。
追肥
実の収穫が始まったら追肥を始めますが、初期の樹勢が強すぎると実がうまく太りにくいので、3番目の実が太る頃までは、肥料が効きすぎないようにしましょう。
5月 スイートコーン
間引き
本葉が2枚になったら、弱い苗を抜きとって2本立ちにします。その後、本葉が5~6枚になったら、2回目の間引きをして、1本立ちにします。
追肥
本葉7~8枚頃と雄花が見え始めたころの2回、1a当たり化成肥料を3kg追肥し、潅水します。
5月 ピーマン
整枝・摘果
一番花の所の第一次分枝より下のわき芽は晴天時に除去します。第二次分枝の4本を主枝にして斜め45度に誘引します。フラワーネットなどを水平に2~3段に張り、枝が垂れないようにする方法もあります。<下図参照>
第二次分枝より上の枝は放任としますが、枝が込み合ってくると着色不良や病害虫が発生しやすくなるので枝の間引きをし、株の中に光線を入れ風通しを良くします。樹勢維持のため、奇形果や病害虫の被害果は早めに摘果します。
5月 トマト
仕立て方
葉の付け根から出るわき根はかぎ取り、主枝1本仕立てにします。
追肥
初期の樹勢が強すぎると実がうまく太りにくいので、第1花房の実がピンポン玉ぐらいの大きさになった頃、樹勢が強くなければ1回目の追肥をし、以後20日毎に1a当たり化成肥料2kgを施します。潅水は、3段目の開花までは樹勢が強くならないように少なめにしましょう。
摘葉・摘果
収穫の終わった花房より下は摘葉します。摘果は、1花房で3~4個の着果を目標に樹勢によって加減します。
その他の管理
トマトトーン(気温20℃以下は50倍、20℃を超えたら100倍を)一花房で3~4花位開花した時期に花に噴霧して着果を促します。
5月 キュウリ
支柱立てネット張りと整枝
早めに支柱を立てキュウリネットを張って誘引の準備をします。下から5節までの子づるは早めに除去します。6節目からの子づるは2枚の葉を残して先は摘芯します。下段から発生する孫づるは地面につかないように葉を1~2枚残して摘芯。親づるの摘芯はネットの高さで行います。
中段以上の孫づるは放任し、隣の株と重なるようなら適宜摘芯します。力強い成長点の孫づるを2~3本程度残し上に誘引して株の勢いを保つようにします。
摘葉・摘果
葉が過繁茂になり果実に光線が当たらない場合は、古葉を中心に摘葉します。奇形果などは小さいうちに摘果し、樹勢を維持させましょう。
追肥と潅水
活着後は潅水をやや控えて根をできるだけ深く張らせましょう。雌花が開花するころから潅水量を増やして、果実肥大や側枝の発生を促します。追肥は、定植15日後くらいから、15~20日置きに化成肥料を1a当たり2kg施します。
5月やさいの時間
Q 整枝や誘引作業で大切なことは?
A 野菜の種類によって性質が異なるため、いつ頃どのように行うか理解しておくこと
基本的な事
トマト・ナス
初期の樹勢が強いと、実がうまく太りにくい。その為、トマトは3段目の開花頃まで、ナスは3番目の実が太るまでは、肥料が効きすぎないようにしましょう。また、最初の花からトマトトーンを噴霧して、確実に実を太らせましょう。
キュウリ・ピーマン
初期から樹勢が強いほうが良い実がとれます。樹勢を保つために定期的な追肥や潅水作業が大切です。また、キュウリの誘引作業は遅れないようにしましょう。
芽かぎや葉かぎをすると、野菜にとってはショックがあります。植付けて順調に生育し、ある程度わき芽が伸びるまでは芽かぎや葉かぎをしないようにしましょう。
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