2020年3月1日日曜日

3月 スイートコーン

良質な大穂を作るために

① 排水の良い圃場を選びます。
② 雄穂が出る時期に一番上の雌穂を残し、それ以降の雌穂は除去します。
③ 雄穂が出始めてからは、土壌を乾燥させないようにします。
④ 草勢を強めに維持するため、収穫期まで肥料切れを起こさないようにします。

品種

『ゴールドラッシュ』

播種量(10㌃当たり)

3袋(2000粒/袋)

発芽適温

発芽適温30〜35℃、最低温度7〜8℃、最高温度40〜45℃、積算温度125〜175℃で発芽に達します。

マルチ栽培

コーンマルチ使用

1週間前にコーンマルチを張り、地温を高めておきます。

栽植株数

トンネル栽培・露地栽培

畝幅135㌢、株間30㌢、条間50㌢、2条千鳥植えにします。
 10㌃当たりの目安は5000株です。

播種・育苗管理

128穴のセルトレイにタキイ専用培土を入れ、一粒ずつ播きます。必ずパスライトをベタ掛けし、トンネル被覆をします。本葉2枚頃に定植します。
※過湿にすると種子が腐りやすくなるため、注意して潅水します。

補植

補植はプラグトレイなどを使います。老化苗や根巻きの激しい苗は使わないようにします。

トンネル栽培

トンネル内の温度が30℃以上にならないように管理します。

栽培管理

根元から分けつしてわき芽が出てきますが、除去はしません。

潅水

潅水量は、株の大きさに合わせて徐々に増やしていきます。
 雄穂が見え始めてからは急速に成長するため、収穫時まで土壌を乾燥させないよう、たっぷり潅水します。開花期以降に乾燥させると、肥大不良と先端不稔の原因になるため注意します。

施肥設計


病害虫防除(10㌃当たり)

・ネキリムシ類
 ダイアジノン粒剤5    6㌔ (土壌表面散布・出芽時1回)

3月 柑きつ

せん定

温州みかん

裏年で結果母枝の少ない園は、混み合った枝や立枝を間引く程度にします。
 表年で結果母枝が多く着花が多い園は、風当たりの少ない園からせん定を始め、新梢を1本でも多く出すようにします。
 2〜3年枝をボウズ枝にして予備枝を設け、夏秋梢が発生している園では、せん定時に処理します。

伊予柑

樹勢を保ち、勢いのある新梢を発生させるため、切り返しせん定を中心にします。
 混み合った枝や立ち枝、下垂枝を整理します。

春肥の施用(10㌃当たり)

春枝の充実や開花結実、果実肥大には欠かせない肥料のため、3月上旬に施します。

極早生温州

果樹配合   90〜120㌔

早生温州

果樹配合   100〜130㌔

中生普通温州

果樹配合   110〜140㌔

早生伊予柑

果樹配合   110〜140㌔
 または
 ええとこ取り511(一発肥料)  120㌔
※「ええとこ取り」を使う場合は、夏肥はしません。

除草

春草は春肥を吸収するだけでなく、地温の上昇を妨げるため、除草して裸地化します。

病害虫防除

マシン油乳剤の効果を落とさないために、ICボルドー剤を施す14日前までに散布します。

ミカンハダニ

マシン油乳剤(95%)  45倍
※1月に散布していない園は、2月下旬までに必ず散布します。

かいよう病

ICボルドー66D   40倍
※薬害を防ぐため、発芽前に必ず散布します。

3月 春キャベツ


追肥(10㌃当たり)

結球始めにNK化成E989を肩口に40㌔施します。

潅水

結球始めに土壌が乾燥すると小玉になりやすいため、乾燥が続く場合は日中に溝潅水します。

病害虫防除

・菌核病
 ロブラール水和剤  1000倍 (収穫7日前まで4回以内)
・菌核病・株腐病
 セイビアーフロアブル20  1000倍 (収穫3日前まで3回以内)
・ヨトウムシ・アオムシ・コナガ
 プレバソンフロアブル5   2000倍 (収穫前日まで2回以内)
・アブラムシ類
 アルバリン顆粒水溶剤   2000倍 (収穫3日前まで2回以内)

3月 ソラマメ


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

着莢率向上

着莢時から、ガイピープロ600倍を10日おきに葉面散布します。農薬と混用する場合は、1000倍に薄めて散布します。

摘花・摘莢

下段の1粒莢や曲がり莢、から莢などの不良莢を取り除きます。中段以降は、蕾のときに節の基部に近い強い蕾を二花残し、それ以外は摘花します。

病害虫防除

・さび病・輪紋病
 ジマンダイセン水和剤  400倍 (収穫30日前まで3回以内)
※散布後30日間は収穫ができないので、使用時期に注意してください。
・赤色斑点病
 ロブラール水和剤  1000倍 (収穫前日まで3回以内)
・アブラムシ類
 アドマイヤーフロアブル  4000倍 (収穫7日前まで2回以内)

株元潅注

・茎腐病
 リゾレックス水和剤 1000倍 (収穫前日まで2回以内)

追肥(10㌃当たり)

3月上旬
 NK化成E989   20㌔

3月 レタス


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

定植

5月に採れる品種『バークレー』を定植します。
 本葉2.5〜3枚で、根の量が多く、葉の色が鮮やかな緑色をした健苗を浅植えします。

潅水

土壌が乾燥すると、肥料の吸収が悪くなり玉太りに影響します。暖かい日の日中に、畝間潅水します。

病害虫防除

・アブラムシ類
 コルト顆粒水和剤  4000倍 (収穫前日まで3回以内)
・ハモグリバエ類・ナメクジ類
 パダンSG水溶剤  1500倍 (収穫14日前まで3回以内)
 リーフガード顆粒水和剤  1500倍 (収穫7日前まで2回以内)
・菌核病・灰色かび病
 アフェットフロアブル  2000倍 (収穫前日まで3回以内)
 スミブレンド水和剤 1500倍 (収穫7日前まで5回以内)
・腐敗病・軟腐病
 スターナ水和剤   2000倍 (収穫7日前まで2回以内)

3月 エダマメ


品種

中早生種『サヤムスメ』

特性

草丈が65㌢前後。濃緑色の大莢で3粒莢が多く、収穫適期が幅広いです。

播種時期

3月10〜31日

直播栽培(トンネル栽培)

3条黒マルチに、一穴に二粒ずつ播きます。
 適度な土壌水分が必要なため、乾燥している場合は、播種前にたっぷり潅水します。
 鳥害を防ぐため、播種後に被覆資材のパスライトをベタ掛けします。7〜10日で発芽し、頭を持ち上げてきたら、パスライトを除去します。

管理

エダマメは高温に強い作物であるが、低温に弱いため、トンネル内の温度を25〜28℃で管理します。

病害虫防除

・ネキリムシ(10㌃当たり)
 播種時〜子葉展開時
 ネキリエースK   3㌔ (収穫21日前まで2回以内)
・茎疫病
 ランマンフロアブル  2000倍 (収穫3日前まで3回以内)
・ハスモンヨトウ
 プレバソンフロアブル5 4000倍 (収穫3日前まで3回以内)
・アブラムシ類・カメムシ類
 スミチオン乳剤   1000倍 (収穫21日前まで4回以内)

3月 タマネギ



病害虫防除

・灰色腐敗病・白色疫病・べと病・軟腐病
3月15日頃
 下記の二剤を混用して使います。
 ・ジマンダイセン水和剤600倍
 ・バリダシン液剤5  500倍
 (収穫3日前まで5回以内)

除草剤


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