2022年12月1日木曜日

12月 そらまめ


 蚕豆は、主茎の摘芯で揃った分枝を確保しよう!

主茎の摘芯

11月中旬頃、分枝(側枝)を3本前後確認できたら、主茎(親茎)の先端を5節残して除去します。この摘芯作業を行うことで分げつを促進させ、揃った強い分枝を発生させることができます。




主茎の除去

12月下旬~1月上旬頃、予定の分枝数(5~6本)になったら、主茎(親茎)を株元より1cmのところで除去します。  
※摘芯・除去作業は、2~3日降雨の心配がない天気の良い日に作業を行いましょう。

 

液肥の葉面散布

気象庁は今年11月~来年1月までの3ヶ月予報で東日本と西日本は例年より気温が低くなると発表しました。急な寒波による寒害予防のため、液肥の葉面散布を定期的に行い、生育を補助しましょう

アブラムシ防除

防除は必ず行い、アブラムシが媒介するウイルス病を防ぎましょう。


※赤字の農薬は、毒物劇物農薬に該当します。ご購入には印鑑が 必要ですのでご持参ください。





12月 温州みかん

 

       温州ミカン に対する画像結果

収穫が遅れると浮き皮が多く発生するため、着色の進んだ外成りの果実から分割して採収します。

青空土男から12月の農作業アドバイス 伊予柑

伊予柑は、収穫前の防除と

      「」を適切に!


収穫前防除



〇腐敗防止 

二剤を混用して散布します。


トップジンM水和剤 2000倍(かんきつ・みかんともに収穫前日まで5回以内)
   +
ベフラン液剤25   2000倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで3回以内)
〇ヘタ落ち防止
   マデックEW  2000倍(6割以上着色で散布・収穫開始日の2010日前1回)


収穫

 収穫時期が遅いほど着色が進み、糖度が高くクエン酸は低くなります。
 12月中旬頃から、7~8割以上着色した果実を分割して採収します。

 

貯蔵管理

収穫した伊予柑は、果皮の腐敗や果肉内の水分の減少を防ぐため、乾燥させる「予措」という処理を行います。予措をすることで鮮度を保ちながら、長期間の保存を可能にします。
○貯蔵の仕方
 ①入庫は1坪当たり1t(65c/s・キャリー当り16)程度とし、コンテナ同士と壁の間隔は20㎝とする。
 ②床面には、すのこ・りん木等で空気が循環できる隙間を確保する。
※空気の循環にはトイレファン等を利用する。
 ③分割採収して着色度合により選果し、着色度合、階級別に分けて別々のコンテナで貯蔵管理をする。












   収穫直後の予措は特に多湿に成りやすいので、常温で風通しの良好な場所で行い、減    量度合は3~5%とする。
   日中、暖かい時は戸や窓を開放するか換気扇で強制排気を行う。
   大玉果実(特に着色不足・ス上がりの懸念の有るもの)は別コンテナで管理し2月下旬までに出荷できるよう管理をする。
   コンテナ上段は乾燥しやすいので、循環の空気が直接当たらないようにコモ等で覆う。
   倉庫内で極端に乾く場所がある場合は間仕切りを行い別管理する。
※着色には温度と湿度が必要だが、過剰な加温・過湿は品質低下・腐敗の原因となる。


温州みかん・伊予柑

マシン油乳剤の散布

収穫後10日くらい経ち、樹勢が回復したら、ハダニ類の越冬卵やガラムシ類を対象に12月中旬~1月中旬の間でマシン油乳剤を45倍で散布します。

※赤字の農薬は、毒物劇物農薬に該当します。ご購入には印鑑が 必要ですのでご持参ください。






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