2024年2月1日木曜日
2月 モモ
園内の清掃
病害虫の越冬を防ぐため、せん定枝や落葉などは園内や周辺に放置せず、土中に埋めるか焼却します。
病害虫防除
・縮葉病
展開した新葉が、やや赤みを帯びた火ぶくれ状になり、葉の成長に伴って厚く大きく広がってカキモチを焼いたような症状となる。発病してからの防除は困難。
・石灰硫黄合剤 7倍
(使用制限なし)展着剤を加用する
または、
・べフラン液剤25 250倍
(休眠期1回)
3月上旬頃、芽の鱗片が緩み始める頃、花の桃色が見え始める前の萌芽直前に散布します。病原菌は、枝や芽の表面に付着して越冬しており、この時期に防除を徹底しておけばほぼ防除できます。無風の日を選び、かけむらのないように枝先など入念に、樹全体を洗い流すように行います。
2月かじゅの時間 かんきつ
Q この時期に大切なことは?
A 堆肥と苦土石灰の施用で、細根の増加と肥料の吸収率を高めよう!
<資料提供:JA全農えひめ>
土作り
近年は記録的な豪雨や長時間の降雨で、土壌の酸性化が進みやすくなっています。苦土石灰の施用による酸度の矯正と堆肥等の施用を行い、肥持が良く細根の多い園地づくりを行いましょう。
堆肥の施用
10a当たり2t(1本当たり20kg)
堆肥の施用は、土壌の物理性や化学性を改善し、細根を増やすことができます。
苦土石灰の施用
施した肥料を効率よく樹体に吸収させるためにはPHが弱酸性である必要があります。(柑橘の好適PH5.5~6.3)PHが5.0を下回ると、下図のように土壌の中の肥料成分の溶解性や可給性が急激に悪くなります。そのため、3月上旬の春肥を施す20日前までに苦土石灰を10a当たり80~100kgを施し酸度を矯正しましょう。(1本当たり1kg)
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