2月かじゅの時間 かんきつ
Q この時期に大切なことは?
A 堆肥と苦土石灰の施用で、細根の増加と肥料の吸収率を高めよう!
<資料提供:JA全農えひめ>
土作り
近年は記録的な豪雨や長時間の降雨で、土壌の酸性化が進みやすくなっています。苦土石灰の施用による酸度の矯正と堆肥等の施用を行い、肥持が良く細根の多い園地づくりを行いましょう。
堆肥の施用
10a当たり2t(1本当たり20kg)
堆肥の施用は、土壌の物理性や化学性を改善し、細根を増やすことができます。
苦土石灰の施用
施した肥料を効率よく樹体に吸収させるためにはPHが弱酸性である必要があります。(柑橘の好適PH5.5~6.3)PHが5.0を下回ると、下図のように土壌の中の肥料成分の溶解性や可給性が急激に悪くなります。そのため、3月上旬の春肥を施す20日前までに苦土石灰を10a当たり80~100kgを施し酸度を矯正しましょう。(1本当たり1kg)
