2023年8月2日水曜日

8月おこめの時間

Q 出穂期ってなに?
A ほ場内の約半数の穂が茎から出ること

出穂時期を考慮して穂肥と出穂期防除を適切に行いましょう!

穂肥の施肥



病害虫防除(表1・2)

農薬は使用基準を守り、他の作物やほ場外への飛散と、河川への流出を防ぎましょう。





8月 かんきつの時間

  

潅水

高温で乾燥しやすい時期です。水切れには十分注意しましょう。
基本的には表土が乾いたらたっぷりと潅水します。
作物の株元周辺に雑草が茂っていると水分の奪い合いになります。除草をしましょう。

摘芯

夏になると、枝が伸びていきます。枝の先端を切りましょう。

病害虫防除

黒点病・ミカンサビダニ・カイガラムシ類・アブラムシ類の防除を行います。
農薬の種類や時期は、各支所か営農センター(089-968-1218)へお問い合わせください。

摘果

葉果比を参考にしながら摘果しましょう。
温州みかん 20~25枚
伊予柑 80~100枚
中晩柑 100~120枚

8月 やさいの時間

Q 毎日暑いけど、野菜作りで気を付けることは?
A 高温障害に注意すること!資材の活用や潅水で、野菜を暑さから守ろう!

農作物の高温障害とは

高温障害とは、気温の高さや強光によって農作物の生育に悪影響が及び、品質や収量の低下が起こることを指します。具体的には、野菜では結球性葉菜類(キャベツなど)の小球化、根菜類の肥大不足、トマト・メロンなど果菜類の糖度不足、カボチャ・スイカなどの果実の日焼けがあげられます。花きでは短茎、奇形果、花色不良、花飛などの症状が現れ、果樹では高温に伴う強光で果実が日焼けし、モモなどでは果肉障害が発生し品質が低下します。
高温障害の発生メカニズムについては不明な点が多いと言われていますが、高温により光合成能力が低下すること、呼吸量が増加し消耗が多くなること、代謝が異常になることなどが、原因になっているものと考えられています。また、地温の上昇や土壌水分の不足、虫害や病害の発生も、品質や収量の低下に関連していると考えられます。

野菜の高温障害予防策

その1 地温障害を抑える資材を利用

地温上昇抑制資材には、わら(麦わら・稲わら)、白黒マルチ(上が白)などがあります。キュウリ・トマト・ナス・ピーマン地温の適温は20℃前後です。
土壌表面の温度上昇を抑制することができれば、同時に土壌の水分量低下を抑えることができます。
※畝間の溝にも根は伸びていますので、畝間にもわらなどを敷くと土壌の乾燥から根を守り、地温も上がりにくいため生育が安定します。

その2 潅水で土壌水分量を調整

高温の状態下では、飛散量が増えます。朝・夕に潅水し、土壌の水分管理を徹底しましょう。特に曇りがちな天気で雨が降った後に晴れ上がる場合には、葉や茎が萎れやすいので、早めに潅水します。萎れがひどい場合は、葉っぱに霧吹きなどで水を吹きかけるのも効果的です。
〈作物が大きくなってからの一日当たりの潅水量の目安〉
トマト・ミニトマト・・・1~2ℓ/株
キュウリ・・・2,5~3ℓ/株
ナス・・・1,5~3ℓ/株
ピーマン・・・2~3ℓ/株

※トマトは、ほかの野菜より潅水量はいりません。ナスの潅水量に幅があるのは、根が乾燥にも強いためで、収量を上げるには潅水量を多くします。




その3 カボチャ・スイカ果実の日焼け対策

果実に直射日光が長時間当たり続けると日焼けして皮が白くなり、見た目が悪くなるだけでなくそこから腐敗したりして品質が著しく低下します。対策としては、葉を被せたりワラや新聞紙で覆ったりしますが、果実に貼って使う「かぼちゃまもるテープ」という白色の紙テープも商品化されています。




2023年8月1日火曜日

8月 ナス

  

病害虫防除
褐色腐敗病・すすかび病

・プロポーズ顆粒水溶剤 1000倍
(収穫前日まで4回以内)

うどんこ病

・パンチョ―TF顆粒水和剤 2000倍
(収穫前日まで2回以内)

ハダニ類・チャノホコリダニ・コナジラミ類

・コロマイト乳剤 1500倍
(収穫前日まで2回以内)

オオタバコガ・ハスモンヨトウ

・プレフロアブル 1000倍
(収穫前日まで4回以内)

アブラムシ類・アザミウマ類

モスピラン顆粒水溶剤 2000倍
(収穫前日まで3回以内)

赤字の農薬は、毒物劇物農薬に該当します。ご購入には印鑑が必要ですのでご持参ください。




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