2023年2月1日水曜日

青空土男からの2月の農作業アドバイス

ジャガイモ デジマ|種(タネ),球根,苗の通販はサカタのタネ オンラインショップ

 ジャガイモは浴光育芽で収量アップ!


春作ジャガイモの植え付け

●種芋を入手したら
  速やかに開封し、芋を拡げて確認してください。芽が1㎝以上伸長していたら、芽を手でかき取り低温で保管しましょう。ただし2℃を下回ると萌芽不良となることがあります。芽をかき取るのは3回までなら生育に影響はありません。
●浴光育芽
  浴光育芽とは、種芋に6~20℃で34週間日光に当て(1日中直射日光が当たらなくても良い)、5mmくらいの丈夫な芽を育てる事を言います。期間中は、芋全体に光が当たるように710日に一回ひっくり返します。また、夜は寒いため屋内に取り込みます。(2℃以下にならないように)浴光育芽することで、芽の出が悪い種芋を選別でき、切り分けるときに位置が決めやすくなります。また、植付後の出芽が早まり安定した収量が得られます。


●種芋の切り方

種芋の大きさは4050gほどで十分です。サイズにより切って使用します。切る際は縦切りにし、各切片に発芽力の強い頂部の目が含まれるようにします。
切り分けたいもは、腐敗予防のため、2~3日陰干しするか、草木灰などを切り口につけて、よく乾いた状態で切り口を下にして植えつけます。

●植えつけ方
晩霜害の恐れがなくなれば、できるだけ早めに植え付けます。


・畝づくり

畝幅は70cm前後、株間は30cmとします。

30cmまでの幅で芋が着生します。その為、25cm以下の密植にすると小粒化して歩留まりが下がります。また、35cm以上に粗く植えると大きいイモはできますが、中心空洞の原因となります。(下図参照)


・覆土

56cmで、少し土が盛り上がる程度とします。マルチ栽培では土寄せができないため、やや深め810㎝に覆土します。


・施肥

アルカリ性土壌の場合、芋の表面にかさぶた状の病斑ができる「そうか病」にかかりやすくなるので、石灰を施用し過ぎないようにします。肥料は、芋と芋の間にぼかし肥料を一握り(2025g)置き覆土します。ぼかし肥料などの有機肥料を使うと芋の味が良くなります。




〈資料提供:JA全農〉


青空土男からの2月の農作業アドバイス

 

      農事組合法人 吉備農産物販売、どんどん広場│柑橘類の紹介

堆肥と苦土石灰の施用で、細根の増加と肥料の吸収率を高めよう!


pH(土壌酸度)は、温州みかん・伊予柑とも低い園地が増加しています。近年は、記録的な豪雨や長時間の降雨で、土壌の酸性化が進みやすくなっています。
腐植は、適正園地がやや増えていますが、今後も堆肥等の施用を行い肥持ちが良く細根の多い園地づくりに努めましょう。


土作り

●堆肥の施用
10㌃当たり2㌧
 堆肥の施用は、土壌の物理性や化学性を改善し、細根を増やすことができます。
 
●苦土石灰の施用
  施した肥料を効率よく樹体に吸収させるためにはpHが弱酸性である必要があります。(柑橘の好適pH5.56.3
そのため、3月上旬の春肥を施す20日前までに苦土石灰を10㌃当たり80100㌔を施し酸度を矯正しましょう。pHが5.0を下回る酸性になると、下図のように土壌の中の肥料成分の溶解性や可給性が急激に悪くなります。



密植園の縮伐・間伐

 園内作業道の設置と同時に、独立樹冠になるよう縮伐や間伐をします。






2月モモ

 

    美味しい桃が実るまで | ふえふき旬感ネット 

園内の清掃

 病害虫の越冬を防ぐため、せん定枝や落葉などは園内や周辺に放置せず、土中に埋めるか焼却します。

 

病害虫防除

・縮葉病

展開した新葉が、やや赤みを帯びた火ぶくれ状になり、葉の成長に伴って厚く大きく広がってカキモチを焼いたような症状となる。発病してからの防除は困難で、発芽前の薬剤防除でほぼ発病を抑えることができる。

(資料提供:全農えひめ)



防除農薬


石灰硫黄合剤 7倍(使用制限なし)
または、                  
ベフラン液剤25 250倍(休眠期1回)    
展着剤を加用する
 
 3月上旬頃の芽の鱗片が緩み始める頃、花の桃色が見え始める発芽直前に散布します。本病害の病原菌は、枝や芽の表面に付着して越冬しており、この時期に防除を徹底しておけばほぼとんど防除できます。できるだけ無風の日を選び、かけむらのないように枝先など入念に、樹全体を洗い流すように行います。



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