ジャガイモは浴光育芽で収量アップ!
春作ジャガイモの植え付け
●種芋を入手したら
速やかに開封し、芋を拡げて確認してください。芽が1㎝以上伸長していたら、芽を手でかき取り低温で保管しましょう。ただし2℃を下回ると萌芽不良となることがあります。芽をかき取るのは3回までなら生育に影響はありません。
●浴光育芽
浴光育芽とは、種芋に6~20℃で3~4週間日光に当て(1日中直射日光が当たらなくても良い)、5mmくらいの丈夫な芽を育てる事を言います。期間中は、芋全体に光が当たるように7~10日に一回ひっくり返します。また、夜は寒いため屋内に取り込みます。(2℃以下にならないように)浴光育芽することで、芽の出が悪い種芋を選別でき、切り分けるときに位置が決めやすくなります。また、植付後の出芽が早まり安定した収量が得られます。
●種芋の切り方
種芋の大きさは40~50gほどで十分です。サイズにより切って使用します。切る際は縦切りにし、各切片に発芽力の強い頂部の目が含まれるようにします。切り分けたいもは、腐敗予防のため、2~3日陰干しするか、草木灰などを切り口につけて、よく乾いた状態で切り口を下にして植えつけます。
●植えつけ方
晩霜害の恐れがなくなれば、できるだけ早めに植え付けます。
●植えつけ方
晩霜害の恐れがなくなれば、できるだけ早めに植え付けます。
・畝づくり
・畝づくり
畝幅は70cm前後、株間は30cmとします。
約30cmまでの幅で芋が着生します。その為、25cm以下の密植にすると小粒化して歩留まりが下がります。また、35cm以上に粗く植えると大きいイモはできますが、中心空洞の原因となります。(下図参照)
畝幅は70cm前後、株間は30cmとします。
約30cmまでの幅で芋が着生します。その為、25cm以下の密植にすると小粒化して歩留まりが下がります。また、35cm以上に粗く植えると大きいイモはできますが、中心空洞の原因となります。(下図参照)
・覆土
・覆土
5~6cmで、少し土が盛り上がる程度とします。マルチ栽培では土寄せができないため、やや深め8~10㎝に覆土します。
5~6cmで、少し土が盛り上がる程度とします。マルチ栽培では土寄せができないため、やや深め8~10㎝に覆土します。
・施肥
・施肥
アルカリ性土壌の場合、芋の表面にかさぶた状の病斑ができる「そうか病」にかかりやすくなるので、石灰を施用し過ぎないようにします。肥料は、芋と芋の間にぼかし肥料を一握り(20~25g)置き覆土します。ぼかし肥料などの有機肥料を使うと芋の味が良くなります。
〈資料提供:JA全農〉
アルカリ性土壌の場合、芋の表面にかさぶた状の病斑ができる「そうか病」にかかりやすくなるので、石灰を施用し過ぎないようにします。肥料は、芋と芋の間にぼかし肥料を一握り(20~25g)置き覆土します。ぼかし肥料などの有機肥料を使うと芋の味が良くなります。
〈資料提供:JA全農〉