2024年1月4日木曜日
1月 冬野菜
Q 冬野菜で気を付けることは?
A 今年の冬は暖冬予想!寒暖差が大きく作物にとって厳しい環境!
気象庁 3か月予報(12月~2月)
四国地方、今年の冬の天候は「平年に比べて晴れの日が少ない」、気温は「平年より高い確率50%」、降水量は「平年並みまたは多い確率ともに40%」と予想されています。
暖冬となった場合の影響
〇生育の前進化
〇寒暖差による生育不良
〇病害虫防除
温度が高いと害虫の発生が多くなり、雨が多いと病害の発生が多くなる。
防寒・防風対策資材
例年より暖かい冬でも、寒波はやってきます。暖かい日が続いた後に強い寒波が来ると、寒暖差が大きく作物にとっては厳しい環境となります。
寒波や豪雨、強風など、突発的な気象の変化の対応、虫害やヒヨなどの鳥害対策として被覆資材には、べた掛け資材とトンネル被覆資材があります。両方を併用することもできます。
べた掛け資材
不織布を使用した、簡単な対策です。(商品名:アイホッカ 幅135cm長さ200m税込1万730円)
保温効果は低いですが、霜による葉焼けなどを防ぐことができます。
トンネル被覆
低温期になると露地では種まきができませんが、ビニールやポリフィルムを用いてトンネル栽培すれば真冬から早春にかけて良品を収穫することができます。保温力は、ビニールが優れていますが、ポリフィルムでも十分効果を上げることができます。
※天気の良い日中はトンネル内の温度が上がりすぎて軟弱化してしまうので、換気が必要です。また、トンネル被覆をしていても、夜間は外気温との差がほぼないため、トンネル内の野菜をべた掛け資材で覆ったり、トンネルの上からこもや毛布などをかけると保温効果が高まります。
2024年1月1日月曜日
1月 タマネギ
Q タマネギ栽培で大切なことは?
A 止め肥の時期に気をつけよう!
タマネギの止め肥とは
タマネギは収穫直前まで肥料が効いた状態だと、収穫後の貯蔵性が低下したり、食味が悪くなります。そこで、玉が肥大してくる前に最後の追肥をします。この最後の追肥が、止め肥です。
追肥(1a当たり)
・NK化成E989 2kg
極早生・早生品種は、1回目を12月下旬~1月上旬、止め肥は2月上旬~中旬頃に施します。
早生・中晩生品種は、1回目を1月上旬、2回目を2月上旬、止め肥は3月上旬頃施します。
※追肥の量が多かったり、止め肥の遅れは過繁茂をもたらし、病害虫が発生しやすくなります。また、玉しまりが悪くなり、貯蔵性が低下するので注意しましょう。
除草
雑草に弱いので、早めに除草しましょう。
除草剤を使用する場合(10a当たり)
1月中旬∼下旬に水100ℓに溶いて散布します。
1年生イネ科雑草3~5葉期
・セレクト乳剤 50~75ml
(収穫21日前まで3回以内)
・1年生広葉雑草アクチノール乳剤
100~200ml
(収穫30日前まで2回以内)
1月 ソラマメ
Q ソラマメの栽培管理で気を付けることは?
A 主茎を除去し太く充実した分枝を残しましょう!
主茎の除去・除けつ整枝
12月下旬∼1月上旬頃、予定の分子数(5~6本)になったら、主茎(親茎)を株元より1cmのところで除去します。その後、遅れて出る細い分枝(側枝)は随時除去します。
※2~3日降雨の心配がない、天気の良い日に作業をしましょう。
除けつ整枝の方法
・主茎(親茎)①を除去
・次に、残す良い分枝(側枝)を選定する。目安としては早期に発生した側枝や茎が太く充実したものなど。この図では、側枝(②∼⑧)を6∼7本残し、あとは除去する。
寒害・しみ症対策
しみ果や寒害、芯止まり対策として、12月から4月まで定期的に葉面散布します。
・マイルドカルシウム 600倍
(農薬混用時 1000倍)
病害虫防除
さび病・輪紋病
・ジマンダイセン水和剤 400倍
(収穫30日前まで3回以内)
・スミチオン乳剤 1000倍
(収穫3日前まで3回以内)
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