収穫前の農薬散布
≪温州みかん・伊予柑腐敗防止≫
腐敗を防ぐため、トップジンM水和剤またはベンレート水和剤のどちらかに、ベフラン液剤25を加え、散布します。
・トップジンM水和剤 2,000倍
(かんきつ《みかん除く》前日まで5回以内、みかんは収穫前日まで5回以内)
または
・ベンレート水和剤 4,000倍
(かんきつ《みかん除く》収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで4回以内)
≪加用≫
・ベフラン液剤25 2,000倍
(かんきつ《みかん除く》収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで3回以内)
≪ヘタ落ち防止≫
・マデックEW 2,000倍(収穫開始予定の20~10日前まで1回)
※腐敗を防ぐ殺菌剤と同時に散布する場合は、日数を間違えないようにします。
秋肥の施用(10㌃当たり)
夏場に消耗した養分を補う秋肥は、冬の耐寒性を高め、翌春の開花結実を促すために必要です。
秋肥が遅れると地温が低くなり、養分の吸収が悪くなるため、適期に施します。
・極早生温州(10月下旬) 農協果樹配合 110~140㌔
・早生伊予柑(11月上旬) 農協果樹配合 90~120㌔
・普通温州(11月上旬) 農協果樹配合 110~150㌔
温州みかんの収穫
浮皮の軽減と品質のばらつきを少なくするため、8分以上着色した果実を分割し採収します。
夏秋梢の処理
夏秋梢とは、夏から初秋に伸びた枝のことです。着花を減らし、新しい枝を発生させるため、先月に続き夏秋梢を処理します。
伊予柑に夏秋梢のかいよう病が発生している場合は、必ず取り除きます。
病害虫防除
ハダニ
オマイト水和剤 750倍
(かんきつ《みかん除く》収穫14日前まで2回以内、みかんは収穫7日前まで2回以
内)
※農薬散布は使用基準を守りましょう。