2024年3月2日土曜日
3月 タマネギ
追肥
追肥は晩生品種でも3月中旬までには終了します。
今年は平均気温が高い傾向なので、乾燥が続くようであれば潅水します。
追肥 NK989 2kg/a
※遅い追肥は玉太りはよくなりますが、保存性の低下や春先の病気の発生を助長します。
病害虫防除
気温が上昇して降雨の多くなる3月以降、べと病、白色疫病、軟腐病などの発生が多くなるので、定期防除に努めましょう。
※前年に上記の病害の発生したほ場では、発病しやすくなりますので、予防散布に努めます。
べと病・白色疫病
・フェスティバルC 600倍 7日前 3回以内
・ランマンフロアブル 2000倍 7日前 4回以内 など
軟腐病
・スターナ水和剤 1000倍 7日前 5回以内
・バリタジン液 500倍 3日前 5回以内 など
3月 やさいの時間
Q 野菜の植え付け計画の考え方を教えて
A 植えたい野菜をリストアップして、野菜の性質や畑の条件を考えて計画しよう!
さまざまな野菜をバランスよく育てよう
どんな野菜をいつ、どこで、どのくらい育てるかを決めることが大切です。
野菜の種類によって大きさも違えば、日当たりや水など、求める理想の環境もばらばらで、種まき、定植時期も異なります。
育てたい野菜を主役に据え、さまざまな野菜を振り分けバランスよく育てることが大切です。
配置を決める
育てたい野菜をリストアップしてみましょう。メインになる野菜は、トマト、ナス、キュウリなどの果菜類。夏越しをすれば春から秋にかけて長期間の収穫も期待されます。
盆過ぎ頃からはキャベツ、白菜、ブロッコリー、ダイコンなどが栽培できます。
メインの脇で育てる奈良、エダマメ、トウモロコシ。収穫時期が一番おいしい野菜です。
大切なこと①
どのくらい作付けできるか、栽培面積、広さを把握しましょう。
大切なこと②
作付けほ場の環境を把握しましょう。日当たり、水はけの状況。排水ができるかどうか。排水の悪いほ場は、多湿に比較的強い野菜を育てるようにしましょう。
大切なこと③
ほ場の規模に合わせて作付けする野菜を決めます。
大切なこと④
労力を考えます。種まきや定植が重ならないように段取りしましょう。
大切なこと⑤
野菜の多くは日光を好みます。日光を浴びることで、光合成が行われエネルギーにして成長します。背の低い野菜は南側に、背の高い野菜は北側に植えることで日光が満遍なくあたるように作付けします。
日光を好む野菜は、トマトやナス、トウモロコシなどで、できるだけ長時間日光があたる場所を選ぶこと。やや日陰でも育つ野菜は、ネギ、サトイモなどがあります。
大切なこと⑥
隣の株と葉や茎が重なり合って、たがいに干渉すると育ちが悪くなります。また、風通しが悪くなり、病害虫も発生しやすくなります。収穫時に外側の葉が触れ合う程度が目安です。
大切なこと⑦
支柱に誘引を必要とするものはトマト、ナスなど。合唱型支柱に這わすつる系はキュウリ、ゴーヤ。地ばい系のカボチャ、スイカなどは広い面積が必要です。同グループで固めて栽培します。
大切なこと⑧
連作障害を避けることが大切です。効果的な方法として、同じ種類や同じ科の野菜を翌年も同じ場所で育てないようにする「輪作」があります。
ウリ科、ナス科、マメ科などは連作障害が起こりやすい種類です。翌年栽培場所を入れ替えたりするのに、種類別に栽培することで輪作がしやすくなります。
3月 かんきつの時間
Q この時期の作業で気を付けることは?
A 適切な整枝・せん定をしましょう!
高品質な果実を生産していくために樹冠内部への日当たりが良くなるよう整枝・せん定を行い、受光環境を図ります。
せん定(温州みかんせん定の基本)
※樹高の切り下げは、着果が少ないと予想される樹にはしないようにします。
病害虫防除
ミカンハダニ
・マシン油乳剤(95%) 45倍
かいよう病
・ICボルドー66D 40倍
※マシン油を1月に散布していない園は、2月下旬までに必ず散布します。
※薬害を防ぐため、発芽前の散布を厳守しましょう。
※マシン油乳剤は、効果を落とさないためにICボルドー剤を施す14日前までに散布します。
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