2月やさいの時間 ジャガイモ
Q ジャガイモの植え付け方法を教えて?
A 浴光育芽で丈夫な芽を育て、株間30cmで植え付けよう!
<資料提供:JA全農えひめ>
種芋を入手したら
速やかに開封し、芋を拡げて確認してください。芽が1cm以上伸長していたら、芽を手でかき取り低温で保管しましょう。
ただし、2℃を下回ると萌芽不良となることがあります。芽をかき取るのは3回までなら生育に影響はありません。
浴光育芽
浴光育芽とは、種芋に6~20℃で3~4週間日光に当て(1日中直射日光が当たらなくても良い)、5mmくらいの丈夫な苗を育てることを言います。期間中は、芋全体に光が当たるように7~10日に1回ひっくり返します。また、夜は寒いため屋内に取り込みます。(2℃以下にならないように)浴光育芽することで、芽の出が悪い種芋を選別でき、切り分けるときに位置が決めやすくなります。また、植え付け後の出芽が早まり安定した収量が得られます。
種芋の切り方
種芋の大きさは40~50gほどで十分です。サイズにより切って使用します。切る際は縦切りにし、各切片に発芽力の強い頂部の芽が含まれるようにします。切り分けたあとは、腐敗予防のため、2~3日日陰干しにするか、草木灰などを切り口につけて、よく乾いた状態で切り口を下にして植付けます。
植えつけ方
ジャガイモはナス科の作物で、連作障害を回避するために2~3年間隔をあけて植えつけましょう。晩霜害の恐れがなくなれば、なるべく早く植えつけます。
・畝づくり
畝幅は70cm前後、株間は30cmとします。
約30cmまでの幅で芋が着生します。その為、25cm位下の密植にすると小粒化して歩留まりが下がります。また、35cm以上に粗く植えると大きいイモはできますが、中心空洞の原因となります。
・覆土
5~6cmで、少し土が盛り上がる程度とします。マルチ栽培では土寄せができないため、やや深めの8~10cmに覆土します。
・施肥
土壌がアルカリ性の場合、芋の表面にかさぶた状の病斑ができる「そうか病」にかかりやすくなるので、石灰を施用し過ぎないようにします。肥料は、芋と芋の間にぼかし肥料を一握り(20~25g)置き覆土します。ぼかし肥料などの有機肥料を使うと芋の味が良くなります。
