温州みかんの着花対策
着花不足樹
①着花が極端に少なくなると予想される樹は、つぼみの有無を確認し、せん定します。②前年に実った果梗枝を半分ほど取り除き、発育枝の発生を抑えます。
③できるだけ結果母枝が残るよう、軽くせん定するのが基本ですが、強い立ち枝は基部
から切ります。
④強い新梢が多く発生すると、花と養分が競合し、落花が多くなります。花に被さって
いる新梢や、花に近い新梢を間引きます。
着花過多樹
①枝別に摘蕾するか、2~3年枝を坊主枝にして予備枝を再び設け、新梢を発生させます。
②4月20日頃に、花肥として硫安を10㌃当たり25㌔施します。
③樹勢維持のため、開花始めに肥料の「尿素」または「あざやか」を600倍に薄め散
布します。
苗木の植え付け
①苗木は春枝と夏枝のコブより30㌢下で切り返します。②傷付いた根や曲がった根を切り返します。
③根を広げ、接木部分を地上に出し、深植えしないようにします。
④根元にたっぷり潅水し、根と土壌を密着させます。
⑤雑草と乾燥を防ぐため、株元に黒マルチや育苗マットを敷きます。
⑥植え付け後1か月以上経ち活着したら、追肥します。