せん定
温州みかん
裏年で結果母枝の少ない園は、混み合った枝や立枝を間引く程度にします。表年で結果母枝が多く着花が多い園は、風当たりの少ない園からせん定を始め、新梢を1本でも多く出すようにします。
2~3年枝をボウズ枝にして予備枝を設け、夏秋梢が発生している園ではせん定時に処理します。
伊予柑
樹勢を保ち、勢いのある新梢を発生させるため、切り返しせん定を中心にします。混み合った枝や立ち枝、下垂枝を整理します。
春肥の施用(10㌃当たり)
春枝の充実や開花結実、果実肥大には欠かせない肥料のため、3月上旬に施します。
≪極早生温州≫
果樹配合 90~120㌔
≪早生温州≫
果樹配合 100~130㌔
≪中生普通温州≫
果樹配合 110~140㌔
≪早生伊予柑≫
果樹配合 110~140㌔
または
ええとこ取り511(一発肥料) 120㌔
※「ええとこ取り」を使う場合は、夏肥はしません。
除草
春草は春肥を吸収するだけでなく、地温の上昇を妨げるため、除草して裸地化します。
病害虫防除
マシン油乳剤の効果を落とさないために、ICボルドー剤を施す14日前までに散布します。
ミカンハダニ
マシン油乳剤(95㌫) 45倍※1月に散布していない園は、2月下旬までに必ず散布します。
カイヨウ病
ICボルドー66D 40倍※発芽前に必ず散布します。