初期の病害虫防除対策
苗箱処理剤
デジタルコラトップアクタラ箱粒剤 1箱当たり 50㌘田植えの前日に処理をすると効果が高まります。苗の露を払い取り、施用量を守って均一に散布します。散布後に再度、ホウキ等で表面をなで、薬が確実に定着するよう潅水します。
初期の除草対策
除草効果を高めるため、初期除草剤と一発処理除草剤との体系処理をします。(ともに使用回数1回)
初期除草剤(10㌃当たり)
サインヨシフロアブル 500cc(代かき後または田植直後~ノビエ1葉期)
ただし、代かき後に使う場合は、施用後8日目に田植えをします。
田植後の処理除草剤(10㌃当たり)
①メガゼータ1㌔粒剤 1㌔(移植直後からノビエ葉期まで)②メガゼータフロアブル 500㍉㍑(田植後5日~ノビエ3葉期)
③メガゼータジャンボ 400㌘(田植後5日~ノビエ3葉期)
ただし、②と③は田植え後30日まで
※基準施用量を超えないこと。
※除草剤の効果は、水管理で大きく変わります。土壌が露出すると効果が下がるため、
代かきで表面を平らにし、施用後は最低3日間、堪水状態を保ちます。
※水持ちの悪い田は、5㌢程度の深水します。畦や水口、水尻の不良田、オーバーフ
ロー田でも効果が下がるため、水漏れがないか田んぼの周囲を確認します。
※風の強い時に除草剤を散布すると、風下側に薬剤が偏り、薬害が発生するため、風の
無い時に散布します。
施肥設計表
病害虫防除体系
※本指針に掲載した農薬は、原則として「2015年12月1日現在」の農薬登録に基づいて作成しました。
※特別栽培農産物のため、肥料などの施肥基準量や農薬などの使用基準、散布量を超え
たり、栽培指針にない肥料や農薬、除草剤、土づくり資材等を使用した場合は「久万
高原清流米」として取扱いできません。
※田植え前に畦畔の水漏れを点検して下さい。
※農薬散布後は、1週間程度止水し、水田からの農薬の流出防止を徹底します。
※農薬は、ラベルに表示されている記載事項を十分に確認し適正に使用して下さい。