2022年11月1日火曜日

青空土男から11月の農作業アドバイス 温州みかん・伊予柑

果樹の種類によって肥料を
     施す時期が違います!


 収穫前の農薬散布

 貯蔵中の腐敗を防ぐため、トップジンM水和剤またはベンレート水和剤に、ベフラン液剤
25
を加え、散布します。
・トップジンM水和剤 2000倍(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで5回以内、みかんは収穫前日まで5回以内)
または、
・ベンレート水和剤 4000倍(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで4回以内)
加用
ベフラン液剤25 2000倍(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで3回以内)



ハダニ類の防除(10月下旬)

・オマイト水和剤  750倍(かんきつ〈みかん除く〉は収穫14日前まで2回以内、みかんは収穫7日前まで2回以内)


秋肥の施用(10a当たり)

 夏場に消耗した養分を補う秋肥は、冬の耐寒性を高め翌春の開花結実を促すために必要で
す。秋肥が遅れると地温が低く、養分の吸収が悪くなるため、適期に施します。
・極早生温州(10月下旬)
 農協果樹配合 110〜140㎏
・早生伊予柑(11月上旬)
 農協果樹配合90〜120㎏
・普通温州(11月上旬)
 農協果樹配合110〜150㎏

温州みかんの収穫

 浮き皮の軽減と品質のばらつきを少なくするため、8分以上着色した果実を分割し採収します。

伊予柑の夏秋梢の処理

 夏秋梢とは、夏から初秋に伸びた枝のことです。着花を減らし、新しい枝を発生させるた
め、先月に続き夏秋梢を切りす。
①樹形を乱すため、垂直に立ち上がった枝は、基部から切ります。
②斜め上や水平に伸びた夏秋梢を予備枝にする場合は、春枝と夏枝の境のコブを残して切
 ります。
③弱い夏秋梢はコブの下の春枝まで戻って切り返します。
④樹冠拡大が必要な場合は、充実したところで切ります。
⑤かいよう病の病斑のついた夏秋梢は必ず取り除きます。


※赤字の農薬は、毒物劇物農薬に該当します。ご購入には印鑑が 必要ですのでご持参ください。




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