2022年11月1日火曜日

11月桃


 

 桃は肥料の吸収力が強く、生育が旺盛な果樹です。窒素、リン酸、カリに加え、カルシウムやマグネシウムの吸収量も多い果樹です。

基肥の施用

 桃の施肥は、11月上旬〜中旬に基肥としてえひめ園芸有機1号で100 ㎡当たり11㎏ を施
し、残りを追肥(お礼肥)として6 月と9 月に化成肥料を100㎡当たり2㎏施します。
 桃の収穫は早生品種が7月からと早いので、収量や品質は前年からの貯蔵養分の多少で決まります。新梢が成長する5月頃に肥料が効き始めると、生理落果を起こしたり品質の低下を招いたりするので、基肥は早く効かせて遅効きしないようにします。分解の遅い有機質肥料の場合は初冬に施し、年内に分解・吸収させるようにします。速効性の化成肥料の場合は落葉後から12月にかけて施用します。

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