仕上げ摘果
温州みかん
着果が良好な樹は、小玉果や傷果、大玉果を中心に摘果し、玉揃いを良くします。
不作の樹は果皮の粗い大玉になるため、生育不良の果実も結果させておき、収穫前に樹上選果して、秀品率を高めます。
伊予柑
果実が肥大すると摘果を控えがちですが、後期に肥大させるため、小玉果や腰高果、軸の太い直立果を摘果します。
土壌管理
温州みかん
土壌を乾燥させると、品質が良くなるため、水分が蒸散するよう土壌を裸地化し、雨水が園外に排出するよう溝切りをします。
伊予柑
土壌が乾燥する場合は、後期の肥大と減酸を促すため、1回につき10㌃当たり15~20㍉を潅水します。
台風対策
幼木や高接樹は、株元の揺れや枝折れを防ぐため、支柱を立てて誘引しましょう。
病害虫防除
収穫前日数に注意し散布します。黒点病
ジマンダイセン水和剤 600倍(柑橘収穫90日前まで4回以内、温州みかん収穫30日前まで4回以内)
ミカンハダニ・ミカンサビダニ
スターマイトプラスフロアブル 1,000倍(柑橘収穫7日前まで1回以内)応急
かいよう病
コサイド3000 2,000倍クレフノン 200倍
台風接近前に散布します。