春じゃがに比べて芋のでんぷん価が高くなり、ホクホク感のあるジャガイモがとれます。
栽培時期
秋植えは9月上旬です。松山近辺であれば9月末まで植付けできます。
栽培のポイント
・良い種芋を選ぶこと。休眠の浅い品種(デジマなど)を使用 します。
・ジャガイモはナス科なので、ナス科の野菜とは連作してはいけません。
・気温の高い時期の植付けとなるため、黒マルチは使用しないでください。
・土寄せをしっかり行い、根元を保護します。
基肥(1a当たり)
・堆肥 500㎏
・園芸有機1号(8ー8ー8)15㎏
(有機化成やぼかし肥料を使うと芋の味が良くなります)
※土壌がアルカリ化すると「そうか病」が増えるので、一般野菜のような石灰類の施用は避けます。
種芋の準備・植付け
種芋の大きさは40〜50g 程度のものが適切です。大きいようなら2つ切り、4つ切りにしてもかまいませんが、直接植付ける場合はできるだけ切らずに植えると腐敗が少なくなります。
高温乾燥時期の植付けは種芋が腐りやすいので、芽出しをして植えるのがおすすめです。
芽出しの方法
・8月下旬ごろに種芋を用意し、大きい種芋は50g 程度に切り分け、2日ほど日陰で乾かします。
・芽出しの土は、排水の良い 「川砂」「真砂土」を用います。
・底に穴をあけた発泡スチロール箱等に薄く砂を敷き、種芋 の切り口を下にして並べ、そ の上に芋が見えないくらいに 覆土し、軽く潅水します。
・涼しい木陰や軒先など風通しの良い場所に置きます。
・芽出し期間中の水は少なめで乾き気味でないと種芋が腐ります。
・芽が1〜2㎝ くらい(最長3㎝)で植えます。(芽出し期間7〜10日程度)
植付け
・日中を避け、気温・地温の低い朝方に行います。植付けの深さは種芋の上7㎝くらいとします。
・植付け後に雨が降らない場合は、水やりをすると出芽が早まり、収量が多くなります。