作型別の品種(表1・2)
根こぶ病が発生する圃場は、抵抗性品種の「ゆめもり」または、耐病性品種の「グリーンキャノン」を植えます。
適期に収穫できるよう、作型を分散し、秀品の収穫に努めましょう。
表1 平坦地の作型
表2 中山間地の作型
根こぶ病の症状
根がこぶ状に異常肥大し、生育不良になります。晴天の日に葉がしおれ、悪化すると枯死します。
〈発生を助長する要因〉
温 度:20~25℃
土壌環境:低湿地や水田裏作による排水不良田などの湿田
土壌PH:PH4.6~6.5の酸性
根こぶ病の対策
・発生圃場の土を持ち込まない。・発生圃場以外でも、農機具を使った後は必ず洗います。
・アブラナ科雑草のタネツケバナやナズナ等を取り除きます。
・消石灰を10㌃当たり120㌔使い、PHを上げます。
・根こぶ病が発生した株は、根を残さず抜き取り、圃場内でこぶを腐らせないようにし
ます。
防除
根こぶ病が発生した圃場は、オラクル粉剤またはオラクル顆粒水和剤のどちらかを使うと、今後の発生を抑えることができます。顆粒水和剤の方がコストが低いです。
オラクル粉剤(10㌃当たり) 30㌔ 全面土壌混和
オラクル顆粒水和剤(10㌃当たり) 100㍑/300㌘ 全面散布後土壌混和
(定植前にどちらか1回)
ランマンフロアブル 500倍 セルトレイ2㍑潅注
(定植前日~当日まで 1回)