落水時期
収穫3日前が落水の目安です。早期に落水をすると、登熟不良や品質の低下につながるため、圃場条件を考え、できる限り遅らせます。
収穫
出穂後30~32日頃、1株の最長稈の穂が80~85㌫程度黄化したら収穫します。
黄変度80㌫の見分け方
高温時に収穫する早期米は、刈り取り適期が短いため、下記の注意点を考慮し、収穫します。
≪注意点≫
・早刈りをすると、青米が多くなり収量が低下するだけでなく、籾水分が高いため変質しやすくなります。
・刈り遅れると、胴割れや着色米の発生など、等級や味が著しく低下します。
表 収穫適期の基準
乾燥調整
水分を多く含む籾は収穫後数時間で変質するため、刈った籾は速やかに乾燥させます。コンバイン収穫後の生籾は、4時間以内に乾燥を始めます。
高温での急激な乾燥を避け、乾燥速度が1時間当たり0.6㌫の乾燥率になるよう火力と風力を調整し、玄米水分15㌫を目標に仕上げます。
未熟米や心白、腹白などの不完全粒を除くため、調整は1.85㍉の網目を使います。