この時期は夏期の高温や生り疲れで樹勢が低下しやすくなります。開花位置・花・実を見て樹勢の診断を行い、良好な状態を保ちましょう。
良好な樹勢とは
①葉は濃緑色で開花位置より先端に3~4枚の展開葉がある。
②花の色が濃く、大きくて雌すいが長い。
③果実の伸びが早く、先端がやや尖る。
樹勢が不良の場合の対策
果実を若穫りし、化成肥料等で追肥を行います。また、土壌が適湿になるように潅水しましょう。液肥の葉面散布(3~4日間隔で3回以上)も即効性があります。
病害虫防除
褐色腐敗病
・ホライズンドライフロアブル 2500倍
(収穫前日まで3回以内)
灰色かび病・菌核病・すすかび病・うどんこ病
・アフェットフロアブル 2000倍
(収穫前日まで3回以内)
オオタバコガ・ハスモンヨトウ・ミナミキイロアザミウマ
・プレオフロアブル 1000倍
(収穫前日まで4回以内)
アブラムシ類・コナジラミ類・ミナミキイロアザミウマ
・ベストガード水溶剤 1000倍
(収穫前日まで3回以内)
側枝の一芽切り返し剪定
①花の上の葉を1枚残して摘心②主枝に近い1芽だけ残してそれ以外の芽を取る
③実を収穫するときに主枝に近い芽の所まで切り戻す。
着果数が制限されるため、後半まで樹勢が安定します。