2019年5月1日水曜日

5月 柑きつ


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

温州みかんの着花対策

着花不足樹

①着花が極端に少なくなることが予想される樹は、つぼみの有無を確認してからせん定します。
②前年に果実がなった果梗枝を半分ほど取り除き、発育枝の発生を抑えます。
③できるだけ結果母枝が残るよう、軽くせん定するのが基本ですが、強い立ち枝は基部から取り除きます。
④強い新梢が多く発生すると、花と養分を競合するため、落花が多くなります。花に被さっている新梢や花の近くの新梢を間引きます。

着花過多樹

新梢が少ない場合は、満開までに摘蕾か予備枝を再設定します。新梢の確保には摘蕾が効果的ですが、労力的に困難な場合は予備枝を再設定します。
新梢発生後は、エカキムシとアブラムシを防除します。

苦土欠乏対策(10㌃当たり)

苦土欠乏症が発生した園地では、硫酸マグネシウムを60㌔施します。

苗木の管理

春芽は一芽に1本となるよう芽かきし、8枚目の葉を摘芯して夏芽を発生させます。
土壌を乾燥させないよう、園地全体に潅水します。

病害虫防除

・訪花害虫・エカキムシ・アブラムシ

アドマイヤーフロアブル       4000倍
(かんきつ〈みかん除く〉・みかんともに収穫14日前まで3回以内)

・灰色かび病(落弁期)

ファンタジスタ顆粒水和剤      4000倍
(かんきつ〈みかん除く〉・みかんともに収穫14日前まで3回以内)

・かいよう病(落花直後)

コサイド3000  2000倍  +  クレフノン     200倍

・ミカンサビダニ・カイガラムシ類

(落弁後5〜10日後)
アプロードエースフロアブル      1000倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫45日前まで1回以内、みかんは収穫14日前まで1回)

・黒点病

6月上旬
エムダイファー水和剤   600倍
(かんきつ〈みかん除く〉は90日前まで2回以内、みかんは収穫60日前まで2回以内)
        +
アビオン-E    1000倍
(日数と使用回数に制限なし)

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