摘果
温州みかん
≪樹冠上部摘果≫隔年結果の著しい園は、7月上旬までに樹冠外周と上部の果実を全て摘果し、下垂枝と樹冠内に着果させます。
樹冠上部と主枝先端を成木で1㍍、10~15年生で50㌢を目安に全て摘果します。
≪枝別全摘果≫
着果量の多い樹は、直径2㌢程度の枝を樹全体で3分の1程度選び、その枝を全て摘果します。そうすることで、夏芽を発生させ、来年の結果母枝を確保します。
摘蕾や再予備枝を設定していた枝に着果している場合も、全て摘果します。
着果の少ない樹は、あら摘果を控え、9月以降の仕上げ摘果を中心にします。
伊予柑
着果量の多い樹や樹勢の弱い樹からあら摘果をし、直花果や傷果、内成り果などを取り除きます。
有葉果を中心に果実を残し、7月中に摘果を終えます。
病害虫防除
カイガラムシ類・ロームシ類
≪7月中旬頃≫スプラサイド乳剤40 1,500倍
(温州みかんは収穫14日前まで4回以内、
その他柑きつは収穫90日前まで4回以内)
ゴマダラキミキリ幼虫(応急)
≪7月中下旬≫モスピラン水溶剤 400倍(柑きつ収穫14日前まで3回以内)
※株元に散布します。
ミカンサビダニ
ダニカット乳剤20 1000倍(温州みかんは収穫14日前まで1回以内、その他柑きつは収穫60日前まで1回以内)
黒点病
エムダイファー水和剤 600倍(温州みかんは収穫60日前まで2回以内、
その他柑きつは収穫90日前まで2回以内)
※前回の散布から通算降雨量が200㍉になるか、25日経過すれば散布します。