2016年7月1日金曜日

7月 柑きつ


摘果

温州みかん

≪樹冠上部摘果≫
 隔年結果の著しい園は、7月上旬までに樹冠外周と上部の果実を全て摘果し、下垂枝と樹冠内に着果させます。
 樹冠上部と主枝先端を成木で1㍍、10~15年生で50㌢を目安に全て摘果します。

≪枝別全摘果≫
 着果量の多い樹は、直径2㌢程度の枝を樹全体で3分の1程度選び、その枝を全て摘果します。そうすることで、夏芽を発生させ、来年の結果母枝を確保します。
 摘蕾や再予備枝を設定していた枝に着果している場合も、全て摘果します。
 着果の少ない樹は、あら摘果を控え、9月以降の仕上げ摘果を中心にします。

伊予柑


 着果量の多い樹や樹勢の弱い樹からあら摘果をし、直花果や傷果、内成り果などを取り除きます。
 有葉果を中心に果実を残し、7月中に摘果を終えます。

病害虫防除

カイガラムシ類・ロームシ類

≪7月中旬頃≫
スプラサイド乳剤40   1,500倍
               (温州みかんは収穫14日前まで4回以内、
                   その他柑きつは収穫90日前まで4回以内)

ゴマダラキミキリ幼虫(応急)

≪7月中下旬≫
モスピラン水溶剤   400倍(柑きつ収穫14日前まで3回以内)
  ※株元に散布します。

ミカンサビダニ

ダニカット乳剤20   1000倍
(温州みかんは収穫14日前まで1回以内、その他柑きつは収穫60日前まで1回以内)

黒点病

エムダイファー水和剤   600倍
              (温州みかんは収穫60日前まで2回以内、
                  その他柑きつは収穫90日前まで2回以内)
※前回の散布から通算降雨量が200㍉になるか、25日経過すれば散布します。

このページの先頭へ