7月 かんきつの時間
摘果
温州ミカンや、伊予柑など中晩柑の摘果をします。摘果をしないと、養分を奪い合って果実が大きくならなかったり、翌年果実がつきにくくなることもあります。摘果で樹の負担を軽くし、大きさと味のそろった果実を収穫できるようにします。
※注意すること
上向き果、キズ果、日焼け果、奇形果を中心に摘果します。
※果実一個に対する葉っぱの数
(目安)
・温州ミカン・・・25~30枚に1個
・中晩柑・・・80~100枚に1個
病害虫防除
カイガラムシ類
7月中旬頃
・コルト顆粒水和剤 3000倍
(収穫前日まで3回以内)
ゴマダラカミキリ幼虫(応急)
・モスピラン顆粒水溶剤 400倍
(かんきつ:収穫14日前まで3回以内)
※株元に散布します。
ミカンサビダニ
・ダニエット乳剤20 1000倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫60日前まで1回以内、みかんは収穫14日前まで1回以内)
ダニエット乳剤20はハダニには効果が期待できません。
黒点病
・エムダイファー水和剤 600倍
(かんきつ〈みかんは除く〉は収穫90日前まで2回以内、みかんは収穫60日前まで2回以内)
・アビオンE 1000倍を混用
※前回の散布から積算降雨量が200mlになるか、25日経過すれば散布します。
※赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に該当します。ご購入には印鑑が必要ですのでご持参ください。