準備は早く、畝は高く、地温を確保!
ポイント1 まずは特性を知る
キュウリやトマト、ナス、ピーマンなどの夏野菜の生育に適した気温は25℃
程度ですが、春に植付けるときには適温より低い条件でスタートすることになり
ます。
そのため、天気が悪く極端に気温が低かったり、土の温度が低い場合は根が
うまく張らず順調に生育しません。
早期から良い実を採るには、植付けた後すぐに活着させ、順調に生育させる
ことです。「土づくり」「施肥」「畝立て」「マルチング」は重要な作業とな
ります。
ポイント2 定植1週間前に完了
土づくりはなるべく早く始め、堆肥を施した後に深耕します。施肥と畝立ては
遅くとも定植の1週間前には行い、畝はかまぼこ型で大雨でも冠水しないように
なるべく高くしましょう。畝ができれば直ちに黒マルチを張り、地温は最低でも
12℃を確保しましょう。
定植する3日前には植穴を掘り、たっぷり水をやっておき、植付けは暖かい日
を選んで行い、苗にも潅水しておきます。
ポイント3 深植えは禁止!
植穴にアブラムシ等を予防するための粒剤(スタークル粒剤など)を施して
よく混ぜ、植付けます。深植えは避け、根鉢が盛り上がるように浅く植えましょ
う。植付けた後は、鉢の土と圃場の土が密着するよう潅水します。
農薬は登録内容を確認し、使用しましょう。