2020年5月1日金曜日

5月 柑きつ


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

温州みかんの着花対策

着花不足樹

①着花が極端に少なくなることが予想される樹は、つぼみの有無を確認してからせん定します。
②前年に果実がなった果梗枝を半分ほど取り除き、発育枝の発生を抑えます。
③できるだけ結果母枝が残るよう、軽くせん定するのが基本ですが、強い立ち枝は基部から取り除きます。
④強い新梢が多く発生すると、花と養分を競合するため、落花が多くなります。花に被さっている新梢や花の近くの新梢を間引きます。

着花過多樹

新梢が少ない場合は、満開までに摘蕾か予備枝を再設定します。新梢の確保には摘蕾が効果的ですが、労力的に困難な場合は予備枝を再設定します。
 新梢発生後は、エカキムシとアブラムシを防除します。

苦土欠乏対策(10㌃当たり)

苦土欠乏症が発生した園地では、硫酸マグネシウムを60㌔施します。

苗木の管理

春芽は一芽に1本となるよう芽かきし、8枚目の葉を摘芯して夏芽を発生させます。
 土壌を乾燥させないよう、園地全体に潅水します。

病害虫防除

・訪花害虫・エカキムシ・アブラムシ
 スミロディー乳剤  1500倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫14日前まで3回以内、みかんは収穫14日前まで4回以内)
・灰色かび病(落弁期)
 ファンタジスタ顆粒水和剤  4000倍
(かんきつ〈みかん除く〉・みかんともに収穫14日前まで3回以内)
・かいよう病(落花直後)
 コサイド3000 2000倍  +  クレフノン 200倍
・ミカンサビダニ・カイガラムシ類
 (落弁後5〜10日後)
 アプロードエースフロアブル  1000倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫45日前まで1回以内、みかんは収穫14日前まで1回)
・黒点病
 6月上旬
 エムダイファー水和剤  600倍
(かんきつ〈みかん除く〉は90日前まで2回以内、みかんは収穫60日前まで2回以内)
       +
アビオン-E  1000倍 (日数と使用回数に制限なし)

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