2018年6月1日金曜日

6月 水稲

 
☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

土づくり(10㌃当たり)

稲の生育を助けるため、田植えの10日前までに下記の土壌改良材をいずれか必ず施します。
・粒状珪酸苦土鉄   120㌔
・鉄強化美土里   60㌔
※野菜や麦類跡地では、残さの腐熟を促すため、豊土サングリーン元肥用を5〜10㌔施します。

倒伏軽減施肥基準

野菜跡地などの場合に施します。

病害虫防除薬剤の箱施用(1箱当たり)

田植え前日か当日に必ず箱に施します。

極早生品種

フルサポート箱粒剤   50㌘
 (いもち病や紋枯病、ウンカ類、ツマグロヨコバイ等害虫の同時防除)

中生品種及びいもち病の多発地域

デジタルバウアー箱粒剤   50㌘
 (いもち病やツマグロヨコバイ、ウンカ類等害虫の同時防除)

栽植密度

一株3、4本で、あきたこまちとコシヒカリは坪当たり50〜60株、にこまるは37〜50株を植えます。

普通化成施肥基準(表1〜3)



省力施肥基準


 

除草剤使用基準

ジャンボタニシ対策(スクミリンゴガイ)

早期発見に努め、貝や卵塊を見つけたら、物理的防除(補殺)や薬剤防除をしましょう。

薬剤防除(移植後・10㌃当たり)

ジャンボたにしくん(殺貝効果・残効7日間)

1〜2㌔ (収穫60日前まで2回以内)

スクミハンター(食害防止効果・残効2週間)

1〜2㌔ (収穫45日前まで3回以内)
 いずれも、3〜5㌢の湛水状態で均一に散布し、散布後7日間は落水やかけ流しをせず、湛水状態を保ちます。

除草剤使用の注意事項

・雑草の多い圃場は体系防除をします。
・レンコンやクワイ、セリなどは生育を阻害する恐れがあるため、隣接する圃場に十分注意します
・アオサが多発するところは、発生後では、除草剤の拡散が悪くなり、効果が落ちるため、田植え直後に使います。
・高温時は、クリンチャーバスME液剤の散布を避けます。展着剤は使わないでください。

水管理

・植付け後から活着期…湛水
・分けつ期…浅水間断潅水
・中干し…目標茎数の70〜80㌫で開始
 省力施肥と疎植栽培は、強い中干しを避けます。

目標茎数

あきたこまち………24本
 コシヒカリ…………22本
 にこまる……………28〜32本

このページの先頭へ