樹上選果
加工用になりそうな果実は収穫までに摘果し、正品率を上げます。
夏秋梢の処理
伊予柑は、多く発生した夏秋梢を放置しておくと翌年の着花過多につながります。新梢の発生を良くするため、夏秋梢を切ります。
①樹形を乱すため、垂直に立ち上がった枝は、基部から切ります。
夏秋梢の処理方法
②斜め上や水平に伸びた夏秋梢を予備枝にする場合は、春枝と夏枝の境のコブを残して
切ります。
③弱い夏秋梢はコブの下の春枝まで戻って切り返します。
④樹冠拡大が必要な場合は、充実したところで切ります。
夏秋梢の処理方法
⑤かいよう病の病斑のついた夏秋梢は必ず取り除きます。
極早生温州の収穫
着果の進んだ果実から収穫していきます。果皮が傷つくと腐敗しやすくなるため、丁寧に取り扱います。傷ついた果実は混入しないようにします。
秋肥の施用(10㌃当たり)
樹勢の回復と翌年の結実、新梢の発生を良くするため、秋肥を施します。
≪10月下旬≫
極早生温州
農協果樹配合765 140㌔早生温州
農協果樹配合765 160㌔温州みかんの病害虫防除
腐敗防止剤(収穫前)
トップジンM水和剤 2,000倍(柑橘みかんを除く収穫前日まで5回以内、みかん収穫前日まで5回以内)
または
ベンレート水和剤 4,000倍
(柑橘みかんを除く収穫前日まで2回以内、みかん収穫前日まで4回以内)