品種
「陵西一寸」
播種時期
10月10~20日頃
播種量(10㌃当たり)
L字型栽培 8㍑
U字型栽培 7㍑
播種と育苗
トロ箱に籾がらを敷き、清潔な砂または山土(真砂土)を上から7~8㌢詰めます。
4㌢間隔に一粒ずつオハグロを下向きにして、7割程度さし込みます。
種の腐敗対策として、播種時にカルクロン400倍を播種床へ潅注します。播種後は、たっぷり潅水します。
活着後は、アブラムシによるウイルスの感染を防ぐため、白色の寒冷紗でトンネル被覆します。
定植準備(10㌃当たり)
10月中旬までに定植の準備をしておきます。
U字仕立ては、畦幅150㌢、株間50㌢、1,330株です。
L字仕立ては、畦幅120㌢、株間50㌢、1,660株が目安です。
施肥計画
完熟堆肥 3,000㌔粒状苦土石灰 160㌔
スーパーSRコート 80㌔
BMリンスター 20㌔
低温処理栽培
低温処理したソラマメを出庫した後、次の通り管理します。
①順化
半日ほど風の当たらない涼しい日陰に置き、外気温に慣らします。
②定植方法
(1)浅く掘った植穴に、アドマイヤー1粒剤2㌘と山土(真砂土)を400cc程
度入れます。
※雑草の発生を抑えるため、マルチの穴が完全に隠れるよう山土(真砂土)を
置きます。
(2)根を傷めないよう種の3分の1程度が出るよう植付けます。その時、種や芽の
部分に土が触れないよう山土(真砂土)の中に植えます。
(3)定植後は立枯病を予防するため、タチガレン液剤500倍とガイピープロ
1,000倍を、一株当たり200cc株元に潅注します。
鳥害対策
定植後は、カラスによる引抜き被害を防ぐため、苗の真上にテグスを2段張りにします。