2020年7月1日水曜日

7月 柑きつ




☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。


摘果

温州みかん

・樹冠上部摘果
 隔年結果の著しい園は、7月上旬までに樹冠外周と上部の果実を全て摘果し、下垂枝と樹冠内に着果させます。
 樹冠上部と主枝先端を成木で1㍍、10〜15年生で50㌢を目安に全て摘果します。
・枝別全摘果
 着果量の多い樹は、直径2㌢程度の枝を樹全体で3分の1程度選び、その枝を全て摘果します。そうすることで夏芽を発生させ、来年の結果母枝を確保します。
 摘蕾や再予備枝を設定していた枝に着果している場合も、全て摘果します。
 着果の少ない樹は、9月以降の仕上げ摘果が中心になるため、あら摘果を控えめにします。

伊予柑

着果量の多い樹や樹勢の弱い樹からあら摘果をし、直花果や傷果、内成り果などを取り除きます。
 有葉果を中心に果実を残し、7月中に摘果を終えます。

病害虫防除

・カイガラムシ類・ロウムシ類
7月中旬頃
 スプラサイド乳剤40 1500倍
 (かんきつ〈みかん除く〉は収穫90日前まで4回以内、みかんは収穫14日前まで4回以内)
・ゴマダラカミキリ幼虫(応急)
7月中下旬
 モスピラン顆粒水溶剤 400倍
(かんきつは収穫14日前まで3回以内)
※株元に散布します。
・ミカンサビダニ
 ダニカット乳剤20  1000倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫60日前まで1回以内、みかんは収穫14日前まで1回以内)
・黒点病
 エムダイファー水和剤 600倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫90日前まで2回以内、みかんは収穫60日前まで2回以内)
 アビオンE  1000倍を混用
※ 前回の散布から積算降雨量が200㍉になるか、25日経過すれば散布します。

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