2019年12月1日日曜日

12月 柑きつ


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

普通温州みかんの収穫 

収穫が遅れると浮き皮が多く発生するため、着色の進んだ外成りの果実から分割採収します。

伊予柑の収穫前防除

腐敗防止

下記の二剤を混用して使います。
トップジンM水和剤 2000倍 
(かんきつ・みかんともに収穫前日まで5回以内)
      +
ベフラン液剤25   2000倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで3回以内)

ヘタ落ち防止 

マデックEW    2000倍
(6割以上着色で散布・収穫開始予定日から10日以上あけて散布)

早生伊予柑の収穫

収獲が遅いほど着色が進み、糖度が高くクエン酸は低くなります。
12月中旬に、果皮障害が発生しやすい園から収穫を始め、7〜8割以上着色した果実を分割採収します。

早生伊予柑の貯蔵

貯蔵前に予措という処理を行います。予措をすることで鮮度を保ちながら、長期間の保存を可能にします。
①入庫は坪0.8〜1㌧(65ケース)とし、壁際から20㌢離して、キャリーの間隔は15㌢あけます。
②床面にリン木などを敷いて隙間を作り、空気が循環できるようにします。
③分割採収した果実は、区別して入庫します。分割採収していない場合は、着色の程度を赤・中・青に分けて選別し、貯蔵します。
④出荷する時期によって追熟予措の程度を調整します。
・1月出荷
 追熟予措温度14〜15℃で15日ほど行い、予措後は6〜9℃で貯蔵します。
・2月出荷
 追熟予措温度12〜13℃で15日ほど行い、予措後は6〜7℃で貯蔵します。
・3月出荷
 自然温度10〜11℃で20日ほど行い、予措後は6〜7℃で貯蔵します。
⑤庫内や果実に水滴がつかないよう、一日一回は換気し、日中の暖かいときは戸や窓を開けます。

マシン油乳剤の散布

収穫後10日くらい経ち、樹勢が回復したら、マシン油乳剤を45倍に薄めて散布します。

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