2019年9月1日日曜日

9月 柑きつ


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

仕上げ摘果

・温州みかん

着果が良好な樹は、小玉果や傷果、大玉果を中心に摘果し、玉揃いを良くします。
不作の樹は、果皮の粗い大玉になるため、生育不良の果実も結果させておき、収穫前に樹上選果をして秀品率を高めます。

・伊予柑

果実が肥大すると摘果を控えがちですが、後期に肥大させるため、小玉果や腰高果、軸の太い直立果を摘果します。

土壌管理

・温州みかん

土壌を乾燥させると品質が良くなるため、水分が蒸散するよう土壌を裸地化し、雨水が園外に排出するよう溝切りをします。

・伊予柑

土壌が乾燥する場合は、後期の肥大と減酸を促すため、1回につき10㌃当たり15〜20㍉を潅水します。

台風対策

幼木や高接樹は、株元の揺れや枝折れを防ぐため、支柱を立て誘引します。

病害虫防除

収穫前日数に注意し散布します。

・黒点病
ジマンダイセン水和剤    600倍 
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫90日前まで4回以内、みかんは収穫30日前まで4回以内)

・ミカンハダニ・ミカンサビダニ
ダニゲッターフロアブル   2000倍
(かんきつ収穫前日まで1回以内)

応急

・かいよう病
コサイド3000  2000倍 + クレフノン   200倍
台風接近前に散布します。

・カメムシ類(応急)
ロディー乳剤    2000倍
(かんきつ収穫7日前まで4回以内)

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