2019年4月1日月曜日

4月 柑きつ

温州みかんの着花対策

着花不足樹

①着花が極端に少なくなると予想される樹は、つぼみの有無を確認し、せん定します。
②前年に実った果梗枝を半分ほど取り除き、発育枝の発生を抑えます。
③できるだけ結果母枝が残るよう、軽くせん定するのが基本ですが、強い立ち枝は基部から切ります。
④強い新梢が多く発生すると花と養分が競合し、落花が多くなります。花に被さっている新梢や、花に近い新梢を間引きます。

着花過多樹

①枝別に摘蕾するか、2〜3年枝を坊主枝にして予備枝を再び設け、新梢を発生させます。
②4月20日頃に、花肥として硫安を10㌃当たり25㌔施します。
③樹勢維持のため、開花始めに肥料の「尿素」または「あざやか」を600倍に薄め、散布します。

苗木の植え付け

①苗木は春枝と夏枝のコブより30㌢下で切り返します。
②傷付いた根や曲がった根を切り返します。
③根を広げ、接木部分を地上に出し、深植えしないようにします。
④根元にたっぷり潅水し、根と土壌を密着させます。
⑤雑草と乾燥を防ぐため、株元に黒マルチや育苗マットを敷きます。⑥植え付け後1ヵ月以上経ち活着したら、追肥します。

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