2018年3月1日木曜日

3月 柑きつ


せん定

≪温州みかん≫

 裏年で結果母枝の少ない園は、混み合った枝や立枝を間引く程度にします。
 表年で結果母枝が多く着花が多い園は、風当たりの少ない園からせん定を始め、新梢を1本でも多く出すようにします。
 2~3年枝をボウズ枝にして予備枝を設け、夏秋梢が発生している園では、せん定時に処理します。

≪伊予柑≫

 樹勢を保ち、勢いのある新梢を発生させるため、切り返しせん定を中心にします。
 混み合った枝や立ち枝、下垂枝を整理します。

春肥の施用(10㌃当たり)


 春枝の充実や開花結実、果実肥大には欠かせない肥料のため、3月上旬に施します。

≪極早生温州≫
果樹配合   90~120㌔

≪早生温州≫
果樹配合   100~130㌔

≪中生普通温州≫
果樹配合   110~140㌔

≪早生伊予柑≫
果樹配合   110~140㌔
 または
ええとこ取り511(一発肥料)   120㌔

※「ええとこ取り」を使う場合は、夏肥はしません。

除草


 春草は春肥を吸収するだけでなく、地温の上昇を妨げるため、除草して裸地化します。

病害虫防除


 マシン油乳剤の効果を落とさないために、ICボルドー剤を施す14日前までに散布します。

ミカンハダニ

マシン油乳剤(95㌫)   45倍
※1月に散布していない園は、2月下旬までに必ず散布します。

カイヨウ病


ICボルドー66D   40倍
※発芽前に必ず散布します。

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