2021年8月1日日曜日

8月 久万高原清流米

 

出穂期〜収穫期にかけての管理

 出穂期は、土壌の乾燥や潅水状態が続くと根が傷むため、間断潅水をし、水分状態を保ちながら、地温を下げるようにします。

 初熟期から収穫期にかけて、ほ場の条件によって異なりますが、早期に落水をすると登熟不良や品質低下につながるため注意しましょう(落水の目安は収穫7〜10日前です)。

病害虫防除(10㌃当たり)

 出穂期以降はカメムシの発生が予想されます。斑点米の原因となるので、液状散布をする場合は、スタークルメイト液剤10で防除を行います。

 また、畦の草刈りを行い、病害虫の住処を減らしましょう。

収穫

 刈り取りの適期は、品種によって異なりますが、出穂期後35〜40日頃になります。一株の最長稈黄変籾率は80〜85㌫です。

 早刈りや刈り遅れは品質が低下するため、適期に収穫しましょう。

8月 久万高原野菜 トマト

 

草勢維持

 気象の変化や着果、肥大などによる主枝への負担を減らします。適期にわき芽や下葉を取り除き、つり下げ誘引をします。

 また、10〜14日おきにガイピープロを800〜1000倍に薄めて葉面散布し、草勢維持に努めます。

収穫

 適期に収穫します。

潅水・温度管理

 気象の変化に合わせて、潅水と温度管理をします。潅水量は、畝の水分状態を見て調節します。目安は一株当たり2㍑です。また、高温障害を防ぐため、ハウスのサイドビニールを開け、十分に換気します。

台風対策

 防風ネットを張り、排水溝を確認します。風雨前後に、ハウス内を換気し、土壌の水分調節や病害対策、草勢を維持します。

8月 久万高原野菜 ピーマン

 

草勢維持

 着果や肥大による負担を減らすため、適期に潅水します。

 収穫最盛期は、一株当たり2㍑以上を目安に、天候や草勢を見て潅水します。また、ガイピープロを800倍に薄め、7〜10日おきに葉面散布します。

病害虫防除

・軟腐病

 ドイツボルドーAを800倍に薄め、定期的に散布します。

収穫

 採り遅れがないよう、Lと2L果を中心に適期に収穫します。

防風・排水対策

 事前に防風ネットを張り、排水溝を点検します。台風通過後は、早期に樹勢を回復させるため、防除およびガイピープロを800倍に薄め、7〜10日おきに葉面散布します。

このページの先頭へ