2024年7月1日月曜日

7月 サトイモ

 


病害虫防除

ハスモンヨトウ・ハダニ類

コテツフロアブル 2000倍
(収穫7日前まで2回以内)



7月 春ジャガイモ

  


収穫

茎葉が半分以上枯れたころ、土が乾燥している晴天の日に収穫します。水分が多い時に掘り取ると腐りやすいので注意し、掘り起こし後は半日程度天日で乾かしてから拾い集めます。

ジャガイモガの防除

貯蔵していた芋の表面にフンがあり中に蛾の幼虫がいた場合は、ジャガイモガの被害です。被害を防止する方法は、収穫前に薬剤で防除することと、掘り取った後産卵されないように管理することです。



・モスプラン顆粒水溶剤 2000倍
(収穫7日前まで3回以内)

7月 ピーマン

  


整枝・摘果

枝が込み合ってくると着色不良や病害虫が発生しやすくなるので枝の間引きをし、株の中に光線を入れ風通しを良くします。樹勢維持のため、奇形果や病害虫の被害果は早めに摘果をします。

病害虫防除
アブラムシ

・アルバリン顆粒水溶剤 3000倍
(収穫前日まで2回以内)
・ウララDF 2000∼4000倍
(収穫前日まで2回以内)

オオタバコガ・ハダニ類

コテツフロアブル 2000倍
(収穫前日まで2回以内)
・アファーム乳剤 2000倍
(収穫前日まで2回以内)



疫病

・ランマンフロアブル 2000倍
(収穫前日まで4回以内)

7月 ナス

  


側枝の切り返し剪定

側枝は着蕾した上の葉1枚を残して摘芯し、更に収穫と同時に下1葉を残して剪定します。



病害虫防除
褐色腐敗病

・ランマンフロアブル 2000倍
(収穫前日まで4回以内)
・プロポーズ顆粒水和剤 1000倍
(収穫前日まで4回以内)



うどんこ病・灰色かび病・すすかび病

・アフェットフロアブル 2000倍
(収穫前日まで3回以内)

オオタバコガ・ハダニ類・チャノホコリダニ・アザミウマ類

コテツフロアブル 2000倍
(収穫前日まで4回以内)



アブラムシ類・コナジラミ類・アザミウマ類・カメムシ類

・アルバリン顆粒水溶剤 2000倍
(収穫前日まで2回以内)

その他の管理

トマトトーン50倍を花に噴霧して着果を促します。



7月 トマト

 

整枝・芽かき・摘芯・摘葉・摘果

葉の付け根から出るわき芽はかぎ取り、主枝1本仕立てにします。主枝は支柱の高さになれば花房の上の葉2枚を残し摘芯します。収穫の終わった花房より下は摘葉します。1花房で3~4個の着果を目標に樹勢によって摘果します。

病害虫防除
オオタバコガ

コテツフロアブル 2000倍
(収穫前日まで3回以内)
ハダニ類にも効果あり
・アファーム乳剤 2000倍
(収穫前日まで5回以内)

疫病

・ランマンフロアブル 1000∼2000倍
(収穫前日まで4回以内)
・プロポーズ顆粒水和剤 1000~1500倍
(収穫前日まで3回以内)



その他の管理

トマトトーンを花に噴霧して着果を促します。(気温20℃以上100倍)



7月 キュウリ

 


摘葉・摘果

展開後に40日以上経過した葉を中心に摘葉します。奇形果などは小さいうちに摘果し、樹勢を維持させましょう。

病害虫防除
アブラムシ

・アルバリン顆粒水溶剤 2000~3000倍
(収穫前日まで2回以内)
・ウララDF 2000∼4000倍
(収穫前日まで2回以内)

オオタバコガ・ハダニ類

コテツフロアブル 2000倍
(収穫前日まで2回以内)
・アファーム乳剤 2000倍
(収穫前日まで2回以内)



疫病

・ランマンフロアブル 2000倍
(収穫前日まで4回以内)

7月 やさいの時間

 



Q 梅雨明けの後、気を付けることは?



A 土の水分を急激に変化させないように、また、地温が上がりすぎないように対策を!


夏野菜の梅雨明けからの管理

気象庁の3か月予報では、気温が高く、降水量も多い見込みです。梅雨期は大雨による災害が発生しやすい時期になります。昨年は、平年よりも1週間程度早く、5月下旬に梅雨入りし、7月中旬に梅雨明けしました。今年も昨年並みの梅雨入りが予想され、梅雨明け後は急激に高温・乾燥の環境となるため、生理障害が発生したり生育不良が起こることがあります。高温に対する対策や土壌水分を急激に変化させないように管理しましょう。

ポイント1 上手な潅水

晴天が続くと急激に土壌水分が失われるので、作物の様子や土壌の乾きを観察し、潅水しましょう。一度に多量に潅水するのではなく、毎日作物に必要な量を潅水します。潅水する時間帯は、早朝か気温が下がる夕方以降にしましょう。日中に水を溜めるような潅水は、昼以降の気温の上昇で水温が上がることや、過湿によって根が傷むことがあるので避けます。
作物が大きくなってからの一日あたり潅水量の目安(1株当たり)
トマト・ミニトマト・・・1~2ℓ
キュウリ・・・2.5~3ℓ
ナス・・・1.5~3ℓ
※ナスの潅水量に幅があるのは根が乾燥にも強いためで、収量を上げるには潅水量を多くします。
ピーマン・・・2~3ℓ

ポイント2 地温を上げない管理

キュウリ・トマト・ナス・ピーマンの地温の適温は20℃前後です。黒マルチを敷いている場合は、梅雨明け後は地温が高くなりすぎるので畝のマルチの上にわらなどを敷くか、白黒マルチ(上が白)を敷いて地温の上昇を防ぎましょう。
※畝間の溝にも根は伸びていますので、畝間にもわらなどを敷くと土壌の乾燥から根を守り、地温を上がりにくいため生育が安定します。



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