2023年11月1日水曜日

11月 やさいの時間

  







Q タマネギの栽培で気を付けることは?



A 品種に合った定植時期を守る事と雑草対策が必要です!



定植

晩生品種(もみじ3号など)は、11月20日ごろに排水の良いほ場に定植します。1a当たりの目安は2000株です。
定植時期が早過ぎたり大苗を植えるとトウ立ちや分球の原因になります。草丈が25cm程度で基部の大きさ5~6mm、1本の重量4~5gの良質な苗を選びます。
畝幅は130cm、条間は24~25cm、株間は15cmで4条植えにします。
定植時には、苗に直射日光や風を当てないようにし、根を乾燥させないようにします。植える深さは2~3cmとし、根の分岐点より上に土をかけないようにします。根が地上に出ないように植え込み、定植後5日間くらいは活着を促すため、乾燥すれば潅水します。



施肥

施肥量は、基肥半量、追肥半量とします。年内に生育が進みすぎると、トウ立ちや分球が増加するため、年内の生育を抑えて1月から肥効を高め、3月上旬に最後の追肥を行うようにします。また、基肥にリン酸を十分に与えることで根張りが良くなります。
基肥量(1㎡あたり)
・化成肥料(8-8-8) 150g
・過リン酸石灰(リン酸肥料) 20g

除草剤(1a当たり)

定植後にトレファノサイド粒剤2.5を0.4~0.5kg、または水10ℓにトレファノサイド乳剤を30cc希釈して散布します。生えている雑草には効果がないので、必ず雑草が生える前に散布します。
※雑草対策としては、除草剤の他に黒マルチ(4条穴あき)を使用する方法もあります。



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