2022年3月1日火曜日

3月 スイートコーン

 

良質な大穂を作るために

① 保水力と排水が良好で日当たりの良いほ場を選びます。

② 株元に生えた分枝は取り除かず残しておきます。

③ 雄穂が出る時期に一番上の雌穂を残し、それ以降の雌穂は除去します。

④ 雄穂が出始めてからは、土壌を乾燥させないようにします。

⑤ 草勢を強めに維持するため、収穫期まで肥料切れを起こさないようにします。

品種 

 「ゴールドラッシュ」

播種量(10㌃当たり)

 3袋(2000粒/袋)

発芽適温

 発芽適温30〜35℃、最低温度7〜8℃、最高温度40〜45℃、積算温度125〜175℃で発芽

に達します。

マルチ栽培

コーンマルチ使用

 1週間前にコーンマルチを張り、地温を高めておきます。

栽植株数

トンネル栽培・露地栽培

 畝幅135㎝ 、株間30㎝ 、条間50㎝ 、2条千鳥植えにします。

 10㌃当たりの目安は5000株です。

播種・育苗管理

 128穴のセルトレイにタキイ専用培土を入れ、一粒ずつ播きます。

必ずパスライトをベタ掛けし、トンネル被覆をします。本葉2枚頃に定植します。

※過湿にすると種子が腐りやすくなるため、注意して潅水します。

補植

 補植はプラグトレイなどを使います。老化苗や根巻きの激しい苗は使わないようにしま

す。

トンネル栽培

 トンネル内の温度が30℃以上にならないように管理します。

栽培管理

 株元から分げつしてわき芽が出てきますが、除去せず残しておきま。

潅水

 潅水量は、株の大きさに合わせて徐々に増やしていきます。

 雄穂が見え始めてからは急速に成長するため、収穫時まで土壌を乾燥させないよう、

たっぷり潅水します。開花期以降に乾燥させると、肥大不良と先端不稔の原因になるため

注意します。


病害虫防除(10㌃当たり)

ネキリムシ類

 ダイアジノン粒剤5   6㎏ (土壌表面散布・出芽時1回)

3月 かんきつ


 せん定

温州みかん

 裏年で結果母枝の少ない園は、混み合った枝や立枝を間引く程度にします。

 表年で結果母枝が多く着花が多い園は、風当たりの少ない園からせん定を始め、新梢を

1本でも多く出すようにします。

 2〜3年枝をボウズ枝にして予備枝を設け、夏秋梢が発生している園では、せん定時に

処理します。

伊予柑

 樹勢を保ち、勢いのある新梢を発生させるため、切り返しせん定を中心にします。

 混み合った枝や立ち枝、下垂枝を整理します。

春肥の施用(10㌃当たり)

 春枝の充実や開花結実、果実肥大には欠かせない肥料のため、3月上旬に施します。

極早生温州

 果樹配合     90〜120㎏

早生温州

 果樹配合   100〜130㎏

中生普通温州

 果樹配合   110〜140㎏

早生伊予柑

 果樹配合   110〜140㎏

 または

 ええとこ取り511(一発肥料)   120㎏

※「ええとこ取り」を使う場合は、夏肥はしません。

除草

 春草は春肥を吸収するだけでなく、地温の上昇を妨げるため、除草して裸地化します。

病害虫防除

 マシン油乳剤の効果を落とさないために、ICボルドー剤を施す14日前までに散布します。

ミカンハダニ

 マシン油乳剤(95%)   45倍

※厳寒期は避け、1月中旬までに必ず散布します。

かいよう病

 ICボルドー66D     40倍

※薬害を防ぐため、発芽前に必ず散布します。

3月 レタス


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。

 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

 定植

 5月に採れる品種「バークレー」を定植します。

 本葉2.5〜3枚で、根の量が多く、葉の色が鮮やかな緑色をした健苗を浅植えします。

潅水

 土壌が乾燥すると、肥料の吸収が悪くなり玉太りに影響します。暖かい日の日中に、畝間

潅水します。

病害虫防除

アブラムシ類

 コルト顆粒水和剤  4000倍 (収穫前日まで3回以内)

ハモグリバエ類・ナメクジ類

 パダンSG水溶剤  1500倍 (収穫14日前まで3回以内)

菌核病・灰色かび病

 アフェットフロアブル 2000倍 (収穫前日まで3回以内)

 スミブレンド水和剤 1500倍(収穫7日前まで5回以内)

腐敗病・軟腐病

 スターナ水和剤   2000倍 (収穫7日前まで2回以内)

3月 春キャベツ

 

追肥(10㌃当たり)

 結球始めにNK化成E989を肩口に40㎏施します。

潅水

 結球始めに土壌が乾燥すると小玉になりやすいため、乾燥が続く場合は日中に溝潅水しま

す。

病害虫防除

菌核病

 ロブラール水和剤  1000倍 (収穫7日前まで4回以内)

菌核病・株腐病

 セイビアーフロアブル20  1000倍 (収穫3日前まで3回以内)

ヨトウムシ・アオムシ・コナガ 

 プレバソンフロアブル5    2000倍 (収穫前日まで2回以内)

アブラムシ類

 アルバリン顆粒水溶剤   2000倍 (収穫3日前まで2回以内)

3月 ソラマメ

 

☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。

 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。


着莢率向上

 着莢時から、ガイピープロ600倍を10日おきに葉面散布します。農薬と混用する場合は、

1000倍に薄めて散布します。

摘花・摘莢

 下段の1粒莢や曲がり莢、から莢などの不良莢を取り除きます。中段以降は、蕾のときに

節の基部に近い強い蕾を二花残し、それ以外は摘花します。

病害虫防除(株元潅注)

茎腐病

 リゾレックス水和剤 1000倍 (収穫前日まで2回以内)

病害虫防除

さび病・輪紋病

 ジマンダイセン水和剤 400倍 (収穫30日前まで3回以内)

※散布後30日間は収穫ができないので、使用時期に注意してください。

赤色斑点病

 ロブラール水和剤  1000倍 (収穫前日まで3回以内)

アブラムシ類

 モスピラン顆粒水溶剤  4000倍 (収穫7日前まで3回以内)

追肥(10㌃当たり)

3月上旬

 NK化成E989     20㎏

3月 エダマメ

 


品種 中早生種「サヤムスメ」

特性

 草丈が65㎝ 前後。濃緑色の大莢で3粒莢が多く、収穫適期が幅広いです。

播種時期 3月10〜31日

直播栽培(トンネル栽培)

 3条黒マルチに、一穴に二粒ずつ播きます。

 適度な土壌水分が必要なため、乾燥している場合は、播種前にたっぷり潅水します。

 鳥害を防ぐため、播種後に不織布(パスライト)、寒冷紗等でベタ掛けします。

7〜10日で発芽し、頭を持ち上げてきたら、不織布等を除去します。

管理

 エダマメは高温に強い作物ですが、低温に弱いため、トンネル内の温度を25〜28

℃で管理します。

病害虫防除

ネキリムシ(10㌃当たり)

 播種時〜子葉展開時

 ネキリエースK      3㎏ (収穫21日前まで2回以内)

茎疫病

 ランマンフロアブル 2000倍 (収穫3日前まで3回以内)

菌核病

 トップジンM水和剤 2000倍 (収穫7日前まで3回以内)

ハスモンヨトウ

 プレバソンフロアブル5  4000倍 (収穫3日前まで3回以内)

アブラムシ類・カメムシ類

 スミチオン乳剤   1000倍 (収穫21日前まで4回以内)

3月 タマネギ

 

病害虫防除

・灰色腐敗病・灰色かび病・ べと病・軟腐病

3月15日頃

 左記の二剤を混用して使います。

 ・ジマンダイセン水和剤 600倍

 ・バリダシン液剤5  500倍

 (収穫3日前まで5回以内)






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