2021年12月1日水曜日

12月 春キャベツ

 


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。

 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。


潅水

 外葉を太らせる重要な時期に入るため、定期的に防除し、適期に追肥します。土壌が乾燥する場合は、暖かい日の午前中に畝間潅水します。

追肥(10㌃当たり)

 定植後10〜15日後、株元に化成肥料14‐14‐14を20㌔施します。

病害虫防除

コナガ・アオムシ・アブラムシ類
 モスピラン顆粒水溶剤  2000倍(収穫7日前まで4回以内)
べと病・根朽病
 ダコニール1000  1000倍(収穫14日前まで2回以内)


12月 レタス

 

☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。

 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

播種と品種

 4月採りの「バークレー」を随時播種します。

定植後の潅水

 生育期間中に、土壌の乾燥が続くと生育が抑制され、異常球が発生しやすくなるため、暖かい日の午前中に畝間潅水します。結球充実期は、やや控えめに潅水します。

トンネル被覆の時期と管理(下図)

 平均気温が10℃以下になる12月初旬頃を目安に、トンネル被覆します。
①使用する資材はビニール(0.0 5㍉)とし、被覆後10日間は霜よけ程度に両サイドを開けます。
②被覆後は、トンネル内の温度が25℃以上にならないよう、こまめに換気します。曇雨天日や夜間は密閉し、保温に努めます。
③収穫10〜14日前(玉がソフトボール大になった頃)に、パスライトをベタ掛けします。年内採りの「スターレイ」はベタ掛けのみとします。2月採りの「レイヤード」は二重被覆します。
①被覆後10日間

②生育中

③収穫10~14日前から収穫まで



被覆順序

「レイヤード」
①2月採り
②1月採り
③3月採り
 ①から③の順に被覆し、①②は新しいビニールを、③は古いビニールを使います。

異常球発生の要因と対策

タケノコ球

〈要因〉外葉形成期の高温や低温、日照不足、多肥、乾燥
〈対策〉換気、潅水、保温

変形球

〈要因〉定植時に苗が斜め植え、または老化苗
〈対策〉品種の選択と適期定植、健苗定植

タコ足球

〈要因〉外葉の不十分な生育、高温や乾燥、過湿による生育抑制
〈対策〉排水対策、根張りの確保

病害虫防除

定植時

ネキリムシ類(10㌃当たり)
 フォース粒剤       9㌔(土壌混和・定植時1回)
腐敗病(10㌃当たり)
 オリゼメート粒剤     9㌔(土壌混和・定植時1回)
アブラムシ類・ナモグリバエ・ハスモンヨトウ・オオタバコガ
 ジュリボフロアブル  200倍( セルトレイ一箱当たり0.5㍑潅注・育苗期後半〜定植当日まで1回)
菌核病・すそ枯病
 パレード20フロアブル 100倍( セルトレイ一箱当たり0.5㍑潅注・育苗期後半〜定植当日まで1回)

定植直後

すそ枯病
 バリダシン液剤5   800倍(収穫7日前まで3回以内)

生育期

菌核病・灰色かび病(被覆前)
 スミブレンド水和剤 1500倍(収穫7日前まで5回以内)
 アフェットフロアブル 2000倍(収穫前日まで3回以内)
アブラムシ類
 コルト顆粒水和剤  4000倍(収穫前日まで3回以内)
 ウララDF     2000倍(収穫前日まで2回以内)
ハモグリバエ類・ナメクジ類
パダンSG水溶剤  1500倍(収穫14日前まで3回以内)
オオタバコガ・ハスモンヨトウ
 プレバソンフロアブル5 2000倍(収穫前日まで3回以内)
 プレオフロアブル  1000倍(収穫7日前まで2回以内)

12月 モモ

 

整枝・せん定(図1・2)

 不要な徒長枝や内向枝、枯れ枝を取り除き、先端から下部に向かって側枝と結果枝をバランスよく配置します。

 下垂した側枝や枯れ込みの入った枝は、勢いの良い葉芽が確保できる位置まで切り返して更新します。

 樹勢の強い樹や若木は間引きせん定します。樹勢の弱い樹や老木は切り返しせん定し、樹勢に応じた管理をします。

図1 樹形の見本(側面図)


図2 結果枝の配置図(平面図)




病害虫防除

カイガラムシ マシン油乳剤(95%)    20倍

12月 柑きつ

 

☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。

 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。 

普通温州みかんの収穫

 収穫が遅れると浮き皮が多く発生するため、着色の進んだ外成りの果実から分割採収します。

伊予柑の収穫前防除

腐敗防止

 下記の二剤を混用して使います。

 トップジンM水和剤 2000倍

(かんきつ・みかんともに収穫前日まで5回以内)

      +

・ベフラン液剤25   2000倍

(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで3回以内)

ヘタ落ち防止

・マデックEW    2000倍

(6割以上着色で散布・収穫開始日の20〜10日前1回)

早生伊予柑の収穫

 収獲が遅いほど着色が進み、糖度が高くクエン酸は低くなります。

 12月中旬に、果皮障害が発生しやすい園から収穫を始め、7〜8割以上着色した果実を分割採収します。

早生伊予柑の貯蔵

 貯蔵前に、収穫した伊予柑の果皮の腐敗や果肉内の水分の減少を防ぐため、乾燥させる「予措」という処理を行います。予措をすることで鮮度を保ちながら、長期間の保存を可

能にします。

①入庫は坪0.8〜1㌧(65ケース)とし、壁際から20㌢離して、キャリーの間隔は15㌢あけます。

②床面にリン木などを敷いて隙間を作り、空気が循環できるようにします。

③分割採収した果実は、区別して入庫します。分割採収していない場合は、着色の程度を赤・中・青に分けて選別し、貯蔵します。

④出荷する時期によって追熟予措の程度を調整します。

 1月出荷

   追熟予措温度14〜15℃で15日ほど行い、予措後は6〜9℃で貯蔵します。

 2月出荷

   追熟予措温度12〜13℃で15日ほど行い、予措後は6〜7℃で貯蔵します。

 3月出荷

   自然温度10〜11℃で20日ほど行い、予措後は6〜7℃で貯蔵します。

⑤庫内や果実に水滴がつかないよう、1日1回は換気し、日中の暖かいときは戸や窓を開けます。

マシン油乳剤の散布

 収穫後10日くらい経ち、樹勢が回復したら、マシン油乳剤を45倍に薄めて散布します。

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