2021年4月1日木曜日

4月 久万高原野菜 ピーマン

 

☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。

 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。


移植前の準備

①ポットの土は適度な水分が必要なため、適期に潅水します。

②ハウス内は、昼間は25℃前後、夜間は16℃前後に保ちます。

※鉢土は、移植する2〜3日前には適度な水分状態にし、ビニールをかけて保温しておきます。

③移植後に使うビニールやコモなどの保温資材を準備します。

移植後

 移植直後に潅水すると、地温が下がり活着が遅れます。特に、午後3時以降は潅水しないでください。

また、頭上潅水を避け、苗の状態を見て、午前中に一鉢ずつ株元に潅水します。

 昼間はハウス内を換気し、日照を確保しながら、夜間は保温に努めます。葉が重なり始めたら、日光が作物全体に当たるよう、鉢の間隔を広げます。

 「防除暦」を参考にアブラムシなどを防除します。

 鉢を広げた頃に肥料切れしそうな淡い色の苗があれば、早めに追肥します。

 定植7日前頃には、夜間もハウスのサイドを開けて、苗を徐々に外気温に慣らします。

病害虫防除

・軟腐病

 ドイツボルドーA   800倍 (日数と使用回数に制限なし)

 アドマイヤー水和剤 2000倍 (収穫前日まで2回以内)

定植準備

 定植2週間前頃までに基肥を施し、畝を立て、マルチを張って地温を高めておきます。

4月 久万高原野菜 トマト

 

育苗準備

 移植前にポットに培土を詰めて潅水します。水分の蒸散を抑え地温を保つため、ビニールでポットを覆います。

移植

 健全な苗を育てるため、葉や茎がしおれないよう、こまめに潅水します。また、保温資材を活用し、トンネル内の最低温度を12℃以上に保ちましょう。生理障害を減らすため、適期に微量要素を葉面散布します。

 軟弱徒長を防ぐため、葉が重なり始めてから、日光が十分に当たるよう鉢の間隔を広げます。肥料切れしそうな場合は追肥します。

 定植前は、日中にサイドビニールの開閉幅を広げ、夜間も開放して、苗を徐々に外気温に慣らしておきます。

定植準備

 ほ場の排水対策を万全にしておきます。

 ほ場の水分状態や気象予報を参考に、早めにハウスのビニールを張ります。

 基肥を施し、畝立てや潅水施設を設置します。定植後の活着を促すため、事前に植穴に潅水し、水分を保ちます。

4月 柑きつ

 

温州みかんの着花対策

着花不足樹

①着花が極端に少なくなると予想される樹は、つぼみの有無を確認し、せん定します。

②前年に実った果梗枝を半分ほど取り除き、発育枝の発生を抑えます。

③できるだけ結果母枝が残るよう、軽くせん定するのが基本ですが、強い立ち枝は基部から切ります。

④強い新梢が多く発生すると花と養分が競合し、落花が多くなります。花に被さっている新梢や、花に近い新梢を間引きます。

着花過多樹

①枝別に摘蕾するか、2〜3年枝を坊主枝にして予備枝を再び設け、新梢を発生させます。

②4月20日頃に、花肥として硫安を10㌃当たり25㌔施します。

③樹勢維持のため、開花始めに肥料の「尿素」または「あざやか」を600倍に薄め、散布します。

苗木の植え付け

①苗木は春枝と夏枝のコブより30㌢下で切り返します。

②傷付いた根や曲がった根を切り返します。

③根を広げ、接木部分を地上に出し、深植えしないようにします。

④根元にたっぷり潅水し、根と土壌を密着させます。

⑤雑草と乾燥を防ぐため、株元に黒マルチや育苗マットを敷きます。

⑥植え付け後1カ月以上経ち活着したら、追肥します。

4月 スイートコーン

 

潅水

 株の大きさに合わせて徐々に潅水量を増やします。

 雄穂が出始める頃からは、特に水分を必要とするため、たっぷり潅水して、収穫までは土壌を乾燥させないようにします。

病害虫防除



4月 松山長なす

 


定植準備(下図参照)

 定植30日前に基肥を全面に施します。幅2.2㍍のかまぼこ型に畝を立て、一株当たりVS堆肥2㌔を植穴に施します。
 根と土の活着を促すため、潅水して土を湿らせた後、すぐにマルチを張り、地温を上げます。

定植(下図参照)

 4月定植分はトンネル栽培を基本とし、5月定植分は露地栽培とします。
 株間70㌢で1条植えし、深植えしないようにします。定植時に一穴当たりVS34とVSあかきん、VSトリコをそれぞれ33㌘ずつ入れます。
 アブラムシやスリップス対策として、ベストガード粒剤を一株当たり2㌘、根に触れないよう植穴に施します。



定植後の管理

 すぐに仮支柱を立て、土壌を乾燥させないようたっぷり潅水します。
 トンネル栽培は、トンネル内の温度が日中は30℃を超えないように換気し、夜間は8℃以下にならないように保温します。
 トンネルを除去する時は、1週間前から両サイドのビニールを開け、苗を徐々に外気温に慣らしていきます。

単花処理

 落花や石ナスを防ぐため、トマトトーン50倍を開花前日か当日の午前中に単花処理します。

4月 レタス

 

☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。

 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

病害虫防除

・灰色かび病・菌核病

 スミブレンド水和剤 1500倍 (収穫7日前まで5回以内)

・腐敗病・軟腐病

 スターナ水和剤  2000倍 (収穫7日前まで2回以内)

・アブラムシ類

 アルバリン顆粒水溶剤  2000倍 (収穫3日前まで2回以内)

・ナメクジ類・ハモグリバエ類

 パダンSG水溶剤  1500倍 (収穫14日前まで3回以内)

収穫適期

 結球が早まるため、採り遅れないよう8分結球で収穫します。収穫後は切り口を風乾し、褐変を防ぎます。

4月 エダマメ

 

品種・播種時期

 『えぞみどり』4月1日〜7月20日

 『とびきり』4月1日〜5月31日

定植

 一穴に二粒ずつ播きます。土壌に適度な水分が必要なため、乾燥している場合は、たっぷり潅水してから播種します。

 播種後は、被覆資材のパスライトをベタ掛けします。7〜10日で発芽し、頭を持ち上げてきたらパスライトを除去します。

栽培密度

 畝幅150㌢、株間30㌢、3条の黒マルチを使います。

管理

 高温作物であり、低温に弱いため、トンネル内の温度を25〜28℃に保ちます。

 開花期以降は特に乾燥を嫌うため、定期的に溝潅水します。

病害虫防除(10㌃当たり)

・ネキリムシ

播種時〜子葉展開時

 ネキリエースK   3㌔ (収穫21日前まで2回以内)

・茎疫病

 ランマンフロアブル   2000倍 (収穫3日前まで3回以内)

・アブラムシ類・カメムシ類

 スミチオン乳剤   1000倍 (収穫21日前まで4回以内)

・ハスモンヨトウ

 プレバソンフロアブル5   4000倍 (収穫3日前まで3回以内)

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