2019年7月1日月曜日

7月 久万高原清流米

中干し

根の活力を維持し、無効分けつをなくすため、目標茎数を満たしてから中干しします。中干し後は、6月中旬から下旬までにPKミックスを10㌃当たり20㌔施します。
 定期的に畦畔の草刈りをします。

目標茎数

コシヒカリ……………22本
 あきたこまち…………24本

穂肥(10㌃当たり)

品種の生育具合に応じて、ユーキくん穂肥を施します。

出穂25日前
 あきたこまち…………19㌔
 フクヒカリ……………19㌔
 キヌヒカリ……………19㌔

出穂20日前
 コシヒカリ……………15㌔

7月 トマト

潅水・温度管理

天候に応じて潅水と温度管理をします。
 草姿のバランスを整えながら、果実の肥大を促すため、1日当たりの潅水量と回数を調整し、定期的に潅水します。また、裂果の原因になるため、土壌の乾湿に注意し排水対策を万全にします。
 ハウス内の気温が25℃以上または、最低夜温が15℃以上になれば、昼夜ともサイドビニールを開けて換気します。

収穫

選果の基準を守り、適期に収穫します。

病害虫防除

灰色カビ病の原因となる枯れ葉や花弁の残りカスは、こまめに除去します。

防風対策

台風や強風に備え、防風ネットを確認します。

7月 久万高原野菜 ピーマン

草勢維持

枝の垂れ下がりを防ぐため、株元から30〜40㌢の高さに1段ネットを張ります。2段ネットは1段目から30㌢ほど上部に張り、草勢に合わせて3段ネットを検討しましょう。

せん定

茎葉が茂ると日照不足や風通しが悪くなり、落葉や腐敗果、病害虫の発生の原因になります。徒長枝は間引いて、せん定します。

病害虫防除

生育最盛期は高温多湿です。病害虫の発生が予想されるため、防除基準に沿って管理します。

防風雨対策

①排水溝の整備(水はけを良くする)
 ②杭の補強
 ③整枝ネットの点検
 ④防風網の設置

7月 水稲

 
☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。
 

水管理

 水が必要な時期と、それほど必要でない時期があるため、生育に応じて浅水の間断潅水や中干しをします。

中干し

 田植え後30日ほど経ち、目標茎数の70〜80㌫になったら中干しを始め、小ヒビが入る程度に干し上げます。

目標茎数

コシヒカリ…………………22本
あきたこまち………………24本
にこまる・ヒノヒカリ……28〜32本
 省力施肥や疎植栽培をする場合は、強い中干しを避けます。

病害虫防除(下図)

 農薬は使用基準を守り、他の作物や圃場外への飛散と、河川への流出を防ぎましょう。


 

出穂期

 水が必要な時期ですが、水を溜めたままにしないよう間断潅水し、土壌水分を80㌫に保ちます。

7月 柑きつ

 
☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。
 

摘果

 温州みかん

・樹冠上部摘果
 隔年結果の著しい園は、7月上旬までに樹冠外周と上部の果実を全て摘果し、下垂枝と樹冠内に着果させます。
 樹冠上部と主枝先端を成木で1㍍、10〜15年生で50㌢を目安に全て摘果します。

・枝別全摘果
 着果量の多い樹は、直径2㌢程度の枝を樹全体で3分の1程度選び、その枝を全て摘果します。そうすることで夏芽を発生させ、来年の結果母枝を確保します。
 摘蕾や再予備枝を設定していた枝に着果している場合も、全て摘果します。
 着果の少ない樹は、9月以降の仕上げ摘果が中心になるため、あら摘果を控えめにします。

伊予柑

着果量の多い樹や樹勢の弱い樹からあら摘果をし、直花果や傷果、内成り果などを取り除きます。
 有葉果を中心に果実を残し、7月中に摘果を終えます。

病害虫防除

カイガラムシ類・ロウムシ類

7月中旬頃
 スプラサイド乳剤40 1500倍
 (かんきつ〈みかん除く〉は収穫90日前まで4回以内、みかんは収穫14日前まで4回以内)

ゴマダラカミキリ幼虫(応急)

7月中下旬
 モスピラン顆粒水溶剤 400倍 
(かんきつ収穫14日前まで3回以内)
※株元に散布します。

ミカンサビダニ

ダニカット乳剤20  1000倍 
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫60日前まで1回以内、みかんは収穫14日前まで1回以内)

黒点病

エムダイファー水和剤 600倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫90日前まで2回以内、みかんは収穫60日前まで2回以内)
 アビオンE  1000倍を混用
※ 前回の散布から積算降雨量が200㍉になるか、25日経過すれば散布します。

7月 エダマメ

品種

『えぞみどり』

播種

最終播種日の7月20日までに順次播種します。両サイドに一穴二粒ずつ、中央に一、二粒を直播きします。播種後の生育日数は約70日です。
 鳥害対策のため、寒冷紗をベタ掛けします。

潅水

開花期以降の乾燥は、不稔莢が発生する原因になるため、土壌を乾燥させないようたっぷり溝潅水します。

病害虫防除

莢の品質が低下するため、カメムシの発生に注意し、定期的に防除します。

開花期

・ハダニ類
  コロマイト乳剤   1500倍 (収穫前日まで2回以内)

・フタスジヒメハムシ・カメムシ類・ハスモンヨトウ
  トレボン乳剤    1000倍 (収穫14日前まで2回以内)

莢肥大期

・カメムシ類・ハスモンヨトウ
  アファーム乳剤   2000倍 (収穫3日前まで2回以内)
     +
 アルバリン顆粒水溶剤   2000倍 (収穫7日前まで2回以内)

除草

雑草生育期(10㌃当たり)

バスタ液剤 300〜500㍉㍑/水100㍑
 (収穫14日前まで3回以内・畝間処理)

ポルトフロアブル 200〜300㍉㍑/水100㍑
 (収穫14日前まで1回・イネ科雑草の3〜8葉期)

7月 松山長なす


 

☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。
 

摘芯・摘葉・せん定

 常に圃場を見回り、側枝の摘芯や摘葉、わき芽の除去に努め、一芽で切り返してせん定し、収穫します。

 

潅水

 土壌の乾燥が続くと果実の肥大に影響し、収量や品質、樹勢が低下します。乾燥が続く場合は、2〜3日おきに潅水します。また、滞水すると根腐れや根痛みを起こすため、排水を良くします。

ホルモン処理

 開花前日か当日の午前中に、トマトトーン50倍を柱頭部分に散布して授粉させます。

追肥(慣行施肥の場合・10㌃当たり)

 収穫開始頃から終了まで、燐硝安加里FTE入りS604を10〜14日ごとに20㌔を継続して施します。

苦土欠乏対策(10㌃当たり)

 硫酸マグネシウムを1000倍に薄め、300㍑を葉面散布するか、肩口に20㌔施します。

病害虫防除

褐色腐敗病

 プロポーズ顆粒水和剤    1000倍 (収穫前日まで4回以内)
 ホライズンドライフロアブル  2500倍 (収穫前日まで3回以内)

灰色かび病・うどんこ病

 アフェットフロアブル    2000倍 (収穫前日まで3回以内)

オオタバコガ・ハダニ類・ミナミキイロアザミウマ

 コテツフロアブル   2000倍 (収穫前日まで4回以内)

アブラムシ類・ハダニ類

 アーデント水和剤   1000倍 (収穫前日まで4回以内)

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