2020年12月1日火曜日

12月 春キャベツ

 


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。

 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。


潅水

 外葉を太らせる重要な時期に入るため、定期的に防除し適期に追肥します。土壌が乾燥する場合は、暖かい日の午前中に畝間潅水します。

追肥(10㌃当たり)

 定植10〜15日後、株元に化成肥料14‐14‐14を20㌔施します。

病害虫防除

・コナガ・アオムシ・アブラムシ類

 モスピラン顆粒水溶剤 2000倍 (収穫7日前まで4回以内)

・べと病・根朽病

 ダコニール1000 1000倍 (収穫14日前まで2回以内)

12月 モモ


 

整枝・せん定(図1・2)

 不要な徒長枝や内向枝、枯れ枝を取り除き、先端から下部に向かって側枝と結果枝をバランスよく配置します。

 下垂した側枝や枯れ込みの入った枝は、勢いの良い葉芽が確保できる位置まで切り返して更新します。

 樹勢の強い樹や若木は間引きせん定します。樹勢の弱い樹や老木は切り返しせん定し、樹勢に応じた管理をします。





病害虫防除

・カイガラムシ

 マシン油乳剤(95%)   20倍

12月 レタス

 

☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。

 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

播種と品種

 4月採りの『バークレー』を随時播種します。

定植後の潅水

 生育期間中に、土壌の乾燥が続くと生育が抑制され、異常球が発生しやすくなるため、暖かい日の午前中に畝間潅水します。結球充実期は、やや控えめに潅水します。

トンネル被覆の時期と管理(下図)



 平均気温が10℃以下になる12月初旬頃を目安に、トンネル被覆します。

①使用する資材はビニール(0・05㍉)とし、被覆後10日間は霜よけ程度に両サイドを開けます。

②被覆後は、トンネル内の温度が25℃以上にならないよう、こまめに換気します。曇雨天日や夜は密閉し、保温に努めます。

③収穫10〜14日前(玉がソフトボール大になった頃)に、パスライトをベタ掛けします。年内採りの『スターレイ』はベタ掛けのみとします。2月採りの『レイヤード』は二重被覆します。

被覆順序

『レイヤード』

①2月採り

②1月採り

③3月採り

 ①から③の順に被覆し、①②は新しいビニールを、③は古いビニールを使います。

異常球発生の要因と対策

タケノコ球

〈要因〉外葉形成期の高温や低温、日照不足、多肥、乾燥

〈対策〉換気、潅水、保温

変形球

〈要因〉定植時に苗が斜め植え、または老化苗

〈対策〉品種の選択と適期定植、健苗定植

タコ足球

〈要因〉外葉の不十分な生育、高温や乾燥、過湿による生育抑制

〈対策〉排水対策、根張りの確保

病害虫防除

定植時

ネキリムシ類(10㌃当たり)

 フォース粒剤   9㌔ (土壌混和・定植時1回)

・腐敗病(10㌃当たり)

 オリゼメート粒剤   9㌔ (土壌混和・定植時1回)

・アブラムシ類・ナモグリバエ・ハスモンヨトウ・オオタバコガ

 ジュリボフロアブル  200倍

(セルトレイ一箱当たり0.5㍑潅注・育苗期後半〜定植当日まで1回)

・菌核病

 パレード20フロアブル 100倍

(セルトレイ一箱当たり0.5㍑潅注・育苗期後半〜定植当日まで1回)

定植直後

・すそ枯病

 バリダシン液剤5   800倍(収穫7日前まで3回以内)

生育期

・菌核病・灰色かび病(被覆前)

 スミブレンド水和剤 1500倍 (収穫7日前まで5回以内)

 アフェットフロアブル 2000倍 (収穫前日まで3回以内)

・アブラムシ類

 コルト顆粒水和剤  4000倍 (収穫前日まで3回以内)

 ウララDF     2000倍 (収穫前日まで2回以内)

・ハモグリバエ類・ナメクジ類

 パダンSG水溶剤  1500倍 (収穫14日前まで3回以内)

・オオタバコガ・ハスモンヨトウ

 プレバソンフロアブル5  2000倍 (収穫前日まで3回以内)

 プレオフロアブル  1000倍 (収穫7日前まで2回以内)

12月 柑きつ


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

普通温州みかんの収穫

 収穫が遅れると浮き皮が多く発生するため、着色の進んだ外成りの果実から分割採収します。

伊予柑の収穫前防除

腐敗防止

左記の二剤を混用して使います。

 トップジンM水和剤 2000倍

(かんきつ・みかんともに収穫前日まで5回以内)

      +

 ベフラン液剤25   2000倍

(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで3回以内)

ヘタ落ち防止

 マデックEW    2000倍

(6割以上着色で散布・収穫開始日の20〜10日前1回)

早生伊予柑の収穫

 収獲が遅いほど着色が進み、糖度が高くクエン酸は低くなります。

 12月中旬に、果皮障害が発生しやすい園から収穫を始め、7〜8割以上着色した果実を分割採収します。

早生伊予柑の貯蔵

 貯蔵前に、収穫した伊予柑の果皮の腐敗や果肉内の水分の減少を防ぐため、乾燥させる「予措」という処理を行います。予措をすることで鮮度を保ちながら、長期間の保存を可能にします。

①入庫は坪0.8〜1㌧(65ケース)とし、壁際から20㌢離して、キャリーの間隔は15㌢あけます。

②床面にリン木などを敷いて隙間を作り、空気が循環できるようにします。

③分割採収した果実は、区別して入庫します。分割採収していない場合は、着色の程度を赤・中・青に分けて選別し、貯蔵します。

④出荷する時期によって追熟予措の程度を調整します。

1月出荷

 追熟予措温度14〜15℃で15日ほど行い、予措後は6〜9℃で貯蔵します。

2月出荷

 追熟予措温度12〜13℃で15日ほど行い、予措後は6〜7℃で貯蔵します。

3月出荷

 自然温度10〜11℃で20日ほど行い、予措後は6〜7℃で貯蔵します。

⑤庫内や果実に水滴がつかないよう、1日1回は換気し、日中の暖かいときは戸や窓を開けます。

マシン油乳剤の散布

 収穫後10日くらい経ち、樹勢が回復したら、マシン油乳剤を45倍に薄めて散布します。

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