2019年8月1日木曜日

8月 久万高原清流米

水管理

幼穂形成期から穂ばらみ期、出穂期にかけて、最も水を必要とする時期です。湛水状態を保ち、時々水を入れ替えます。
出穂期以降は、土壌の乾燥や湛水状態が続くと根が傷むため、間断潅水し、程良い水分状態を保ち、地温を下げるようにします。

病害虫防除(10㌃当たり)

出穂期以降はカメムシの発生が予想されるため、個人で防除する場合は、必ず出穂期の7〜10日後にスタークル粒剤を3㌔施します。

収穫

圃場の条件によって異なりますが、早期に落水をすると充実度が下がり、品質と等級の低下につながるため注意します。刈り取りの適期は出穂後40〜50日頃で、一株の最長稈の黄変率は80〜85㌫です。早刈りや刈り遅れになると品質が低下するため、適期を見極めましょう。

8月 トマト

草勢維持

気象の変化や着果、肥大などによる主枝への負担を減らします。適期にわき芽や下葉を取り除き、つり下げ誘引をします。
また、10〜14日おきにガイピープロを800〜1000倍に薄めて葉面散布し、草勢維持に努めます。

収穫

選果の基準を守り、適期に収穫します。

潅水・温度管理

気象の変化に合わせて、潅水と温度管理をします。潅水量は、畝の水分状態を見て調節します。目安は一株当たり2㍑です。また、高温障害を防ぐため、ハウスのサイドビニールを開け、十分に換気します。

台風対策

防風ネットを張り、排水溝を確認します。風雨前後に、ハウス内を換気し、土壌の水分調節や病害対策、草勢を維持します。

8月 ピーマン

草勢維持

着果や肥大による負担を減らすため、適期に潅水します。収穫最盛期には、一株当たり2㍑
以上を目安に、天候や草勢を見て潅水します。また、ガイピープロを800倍に薄め、7〜10日おきに葉面散布します。

病害虫防除

軟腐病

ドイツボルドーAを800倍に薄め、定期的に散布します。

収穫

採り遅れがないよう、Lと2L果を中心に適期に収穫します。

防風・排水対策

事前に防風ネットを張り、排水溝を点検します。台風通過後は、早期に樹勢を回復させるため、防除およびガイピープロを800倍に薄め、7〜10日おきに葉面散布します。

8月 柑きつ

 
☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。
 

仕上げ摘果(8月下旬頃〜)

温州みかん

味の良い果実は果梗が細く、下に垂れて、日がよく当たる樹冠外周部に着果しています。傷果や小玉果、果梗の太い大玉果、天成り果を取り除きます。

伊予柑

小玉果や直花果、腰高果などを注意して摘果します。品質向上のため、80〜100葉に1果になるよう全園で仕上げ摘果をします。


初秋肥の施用(10㌃当たり)

早生伊予柑(8月下旬)

農協果樹配合755   90㌔

台風対策( 10㌃当たり)

台風通過前に散布します。
コサイド3000  2000倍  +  クレフノン 200倍
(二剤ともに日数と使用回数に制限なし)
台風通過により潮風を受けた場合は、6時間以内に2〜3㌧を散水し、塩分を洗い流します。

病害虫防除

黒点病(8月中〜下旬)

ジマンダイセン水和剤    600倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫90日前まで4回以内、みかんは収穫30日前まで4回以内)
※前回の散布から25日後か、積算降雨が200㍉以上あれば防除します。
アビオンE  1000倍を混用

ミカンサビダニ(8月中〜下旬)

ハチハチフロアブル 3000倍
(かんきつ収穫前日まで2回以内)

カイガラムシ類・アブラムシ類

トランスフォームフロアブル    2000倍
(かんきつ収穫前日まで3回以内)

ミカンハダニ・ミカンサビダニ

ダブルフェースフロアブル     2000倍
(かんきつ収穫前日まで1回以内)

8月 エダマメ


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。
 

潅水

開花期以降は、特に土壌を乾燥させないようにします。子実の肥大を促すため、乾燥が続く場合は定期的に夕方、畝間潅水します。

病害虫防除(下表)


開花期以降は病害虫の発生に注意し、適期に防除します。

栽培管理

開花期から10日おきに、ガイピープロを1000倍に薄めて葉面散布します。子実肥大期には、ポン液肥2号を600倍に薄めて葉面散布します。
莢の光沢や色づきを良くするため、収穫3日前にポン液肥2号を600倍に薄めて葉面散布します。

収穫

品質の低下を防ぐため、朝夕の気温の低い時間帯に収穫しましょう。

8月 水稲


穂肥の施肥


病害虫防除(表1・2)

農薬は使用基準を守り、他の作物や圃場への飛散と河川への流出を防ぎましょう。
 
 

8月 モモ


晩生種の収穫

果実の温度が低い早朝に収穫し、丁寧に扱います。

枝管理

花芽分化の時期です。日照不足は花芽の充実不良につながるため、枝を整理し、光条件を改善します。
密植する園は早めに間伐し、翌年の結果枝に覆い被さっている徒長枝や大枝を取り除きます。時期が早いと再発芽するため、新梢の伸長が止まる8月下旬頃に取り除きます。せん定が強すぎると樹勢が低下するため、樹勢に応じて量を調節しましょう。

8月 松山長なす


管理

樹勢を安定させるため、継続してせん定や摘葉、追肥などをします。

潅水

高温で根が焼けるのを防ぐため、日中の暑い時間帯を避け、地温の低い早朝や夕方に潅水します。

追肥(慣行施用の場合・10㌃当たり)

収穫初め頃から生育に応じて、燐硝安加里FTE入りS604を1回につき20㌔施します。

苦土欠乏対策(10㌃当たり)

葉脈間が黄化してきたら、硫酸マグネシウムを1000倍に薄め、300㍑を葉面散布するか、肩口に
20㌔を施します。

生育調整剤(10㌃当たり)

樹勢を維持するため、左記の液肥を7〜10日間隔で葉面散布します。

ちっ素欠乏

グロースター1号を100倍に薄め、200㍑を施します。

日照不足

ガイピープロを600〜800倍に薄め、200㍑を施します。

病害虫防除

褐色腐敗病・すすかび病

プロポーズ顆粒水和剤   1000倍  (収穫前日まで4回以内)

うどんこ病

パンチョTF顆粒水和剤   2000倍  (収穫前日まで2回以内)

ハダニ類・ハモグリバエ類

コロマイト乳剤   1500倍  (収穫前日まで2回以内)

オオタバコガ・ハスモンヨトウ

プレオフロアブル   1000倍  (収穫前日まで4回以内)

アブラムシ類・アザミウマ類

ウララDF   2000倍  (収穫前日まで3回以内)

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