2019年10月1日火曜日

10月 キャベツ

品種

春採り『金系201号』

播種時期

10月1〜30日頃

播種量(10㌃当たり) 

コート種子     5000粒
 128穴プラグトレイ  約40箱

播種方法

プラグトレイに専用培土を満杯に詰め、一粒ずつ播きます。
 播種後は覆土し、細目のジョウロでたっぷり潅水します。土壌を乾燥させないように、寒冷紗またはラブシートをかけ、その上から再び潅水します。

被覆資材の除去

発芽の目安は、播種後2日程度です。発芽し始めたら、夕方に被覆資材を取り除きます。取り遅れると徒長するため、注意します。

施肥設計


10月 レタス




☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。


品種


 『レイヤード』

播種時期

1月採り…9月25日〜10月10日
 2月採り…10月10〜25日
 3月採り…10月25日〜11月15日

育苗管理

セルトレイの底から根が出ないよう、本葉が出始める頃に地面からセルトレイを浮かせます。
 徒長苗を防ぐため、午前中に潅水します。

病害虫防除

定植前日〜定植時

・アブラムシ・ナモグリバエ・ハスモンヨトウ・オオタバコガ
 ジュリボフロアブル  200倍 ( セルトレイ1箱当たり0.5㍑潅注・1回以内)

定植時(10㌃当たり)

上記の二剤とも土壌混和し、使用は1回以内とします。
・ネキリムシ
 フォース粒剤       9㌔
・斑点細菌病・腐敗病
 オリゼメート粒剤     9㌔

本田防除

・ハスモンヨトウ・オオタバコガ
 アファーム乳剤   2000倍 (収穫3日前まで3回以内)
・すそ枯れ病
 バリダシン液剤5   800倍 (収穫7日前まで3回以内)
・腐敗病・軟腐病
 スターナ水和剤   2000倍 (収穫7日前まで2回以内)

施肥設計



10月 タマネギ

育苗管理

乾燥に弱いため、発芽までたっぷり潅水し、発芽後も乾燥させないように管理します。
1週間程度で発芽が揃うため、苗が抜けないよう注意しながら、夕方にラブシートなどの被覆資材を取り除きます。
定植10〜13日前にスーパーリンサン42を1000倍に希釈し、潅水します。

病害虫防除(土壌消毒をしていない圃場)

・苗立枯病
 発芽10日後頃
 オーソサイド水和剤80  600倍 
(収穫前日まで5回以内)

・コガネムシ類幼虫
 ダイアジノン粒剤5   10㌃当たり 4〜6㌔ 
(全面土壌混和・収穫30日前まで2回以内)

10月 松山長なす



☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

病害虫防除

・うどんこ病
 パルミノ      2000倍 (収穫前日まで3回以内)
・アブラムシ類
 モスピラン顆粒水溶剤     2000倍 (収穫前日まで3回以内)

10月 柑きつ


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

樹上選果

加工用になりそうな果実は収穫までに摘果し、正品率を上げます。

夏秋梢の処理(下図)


伊予柑は、多く発生した夏秋梢を放置しておくと、翌年の着花過多につながります。新梢の発生を良くするため、夏秋梢を切ります。
①樹形を乱すため、垂直に立ち上がった枝は、基部から切ります。
②斜め上や水平に伸びた夏秋梢を予備枝にする場合は、春枝と夏枝の境のコブを残して切ります。
③弱い夏秋梢はコブの下の春枝まで戻って切り返します。
④樹冠拡大が必要な場合は、充実したところで切ります。
⑤かいよう病の病斑のついた夏秋梢は必ず取り除きます。

極早生温州の収穫

着色の進んだ果実から収穫していきます。果皮が傷つくと腐敗しやすくなるため、丁寧に取り扱います。
傷ついた果実は混入しないようにします。

秋肥の施用( 10㌃当たり)

樹勢の回復と翌年の結実、新梢の発生を良くするために、秋肥を施します。
10月下旬
・極早生温州
 農協果樹配合765  140㌔
・早生温州
 農協果樹配合765  160㌔

温州みかんの病害虫防除

・腐敗防止剤(収穫前)
 ベフトップジンフロアブル   1500倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで2回以内、みかんは収穫7日前まで3回以内)

10月 ソラマメ

品種

『陵西一寸』

播種時期(低温処理を除く)

10月10〜20日頃

播種量(10㌃当たり)

・L字仕立栽培…8㍑
・U字仕立栽培…7㍑

播種と育苗

トロ箱に籾がらを敷き、清潔な砂
または山土(真砂土)を上から7〜8㌢詰めます。
4㌢間隔に一粒ずつ、オハグロを下向きにして、7割程度さし込みます。

種の腐敗対策として、播種時にカルクロン400倍を播種床へ潅注します。播種後は、たっぷり潅水します。
活着後は、アブラムシによるウイルスの感染を防ぐため、白色の寒冷紗でトンネル被覆をします。

定植準備(10㌃当たり)

L字仕立て…畝幅120㌢、株間50㌢、1660株が目安
U字仕立て…畝幅150㌢、株間50㌢、1330株が目安

施肥

・完熟堆肥      3000㌔
・粒状苦土石灰     160㌔
・スーパーSRコート    80㌔
・BMリンスター      20㌔

低温処理栽培

①順化
低温処理をした後に半日ほど、風の当たらない涼しい日陰に種を置き、外気温に慣らします。
②定植方法
⑴浅く掘った植穴に、アドマイヤー1粒剤2㌘と山土(真砂土)を400㏄ 程度入れます。
※雑草の発生を抑えるため、マルチの穴が完全に隠れるよう山土(真砂土)を置きます。⑵根を傷めないよう注意し、種の3分の1程度が出るよう植え付けます。その時、種や芽の部分に圃場の土が触れないよう山土(真砂土)の中に植えます。
⑶定植後は立枯病を予防するため、タチガレン液剤500倍と、ガイピープロ1000倍を一株当たり200㏄ を株元に潅注します。

鳥害対策

定植後は、カラスによる引き抜き被害を防ぐため、苗の真上にテグスを2段張りにします。

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