2020年4月1日水曜日

4月 ピーマン


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

移植前の準備

①ポットの土は適度な水分が必要なため、適期に潅水します。
②ハウス内は、昼間は25℃前後、夜間は16℃前後に保ちます。
※鉢土は、移植する2〜3日前には適度な水分状態にし、ビニールをかけて保温しておきます。
③移植後に使うビニールやコモなどの保温資材を準備します。

移植後

移植直後に潅水すると、地温が下がり活着が遅れます。特に、午後3時以降は潅水しないでください。また、頭上潅水を避け、苗の状態を見て、午前中に一鉢ずつ株元に潅水します。
 昼間はハウス内を換気し、日照を確保しながら、夜間は保温に努めます。葉が重なり始めたら、日光が作物全体に当たるよう、鉢の間隔を広げます。
 「防除暦」を参考にアブラムシなどを防除します。
 鉢を広げた頃に肥料切れしそうな淡い色の苗があれば、早めに追肥します。
 定植7日前頃には、夜間もハウスのサイドを開けて、苗を徐々に外気温に慣らします。

病害虫防除

・軟腐病

ドイツボルドーA   800倍 (日数と使用回数に制限なし)
 アドマイヤー水和剤 2000倍 (収穫前日まで2回以内)

定植準備

定植2週間前頃までに基肥を施し、畝を立て、マルチを張って地温を高めておきます。

4月 久万高原野菜 トマト


育苗準備

移植前にポットに培土を詰めて潅水します。水分の蒸散を抑え地温を保つため、ビニールでポットを覆います。

移植

健全な苗を育てるため、葉や茎がしおれないよう、こまめに潅水します。また、保温資材を活用し、トンネル内の最低温度を12℃以上に保ちましょう。生理障害を減らすため、
適期に微量要素を葉面散布します。
 軟弱徒長を防ぐため、葉が重なり始めてから、日光が十分に当たるよう鉢の間隔を広げます。肥料切れしそうな場合は追肥します。
 定植前は、日中にサイドビニールの開閉幅を広げ、夜間も開放して、苗を徐々に外気温に慣らしておきます。

定植準備

圃場の排水対策を万全にしておきます。
 圃場の水分状態や気象予報を参考に、早めにハウスのビニールを張ります。
 基肥を施し、畝立てや潅水施設を設置します。定植後の活着を促すため、事前に植穴に潅水し、水分を保ちます。

4月 柑きつ

温州みかんの着花対策

着花不足樹

①着花が極端に少なくなると予想される樹は、つぼみの有無を確認し、せん定します。
②前年に実った果梗枝を半分ほど取り除き、発育枝の発生を抑えます。
③できるだけ結果母枝が残るよう、軽くせん定するのが基本ですが、強い立ち枝は基部から切ります。
④強い新梢が多く発生すると花と養分が競合し、落花が多くなります。花に被さっている新梢や、花に近い新梢を間引きます。

着花過多樹

①枝別に摘蕾するか、2〜3年枝を坊主枝にして予備枝を再び設け、新梢を発生させます。
②4月20日頃に、花肥として硫安を10㌃当たり25㌔施します。
③樹勢維持のため、開花始めに肥料の「尿素」または「あざやか」を600倍に薄め、散布します。

苗木の植え付け

①苗木は春枝と夏枝のコブより30㌢下で切り返します。
②傷付いた根や曲がった根を切り返します。
③根を広げ、接木部分を地上に出し、深植えしないようにします。
④根元にたっぷり潅水し、根と土壌を密着させます。
⑤雑草と乾燥を防ぐため、株元に黒マルチや育苗マットを敷きます。
⑥植え付け後1カ月以上経ち活着したら、追肥します。

4月 スイートコーン


潅水

株の大きさに合わせて徐々に潅水量を増やします。
 雄穂が出始める頃からは、特に水分を必要とするため、たっぷり潅水して、収穫までは土壌を乾燥させないようにします。

病害虫防除


4月 松山長なす

定植準備(下図参照)

定植30日前に基肥を全面に施します。幅2.2㍍のかまぼこ型に畝を立て、一株当たりVS堆肥2㌔を植穴に施します。
 根と土の活着を促すため、潅水して土を湿らせた後、すぐにマルチを張り、地温を上げます。

定植(下図参照)

4月定植分はトンネル栽培を基本とし、5月定植分は露地栽培とします。
 株間70㌢で1条植えし、深植えしないようにします。定植時に一穴当たりVS34とVSあかきん、VSトリコをそれぞれ33㌘ずつ入れます。
 アブラムシやスリップス対策として、ベストガード粒剤を一株当たり2㌘、根に触れないよう植穴に施します。


定植後の管理

すぐに仮支柱を立て、土壌を乾燥させないようたっぷり潅水します。
 トンネル栽培は、トンネル内の温度が日中は30℃を超えないように換気し、夜間は8℃以下にならないように保温します。
 トンネルを除去する時は、1週間前から両サイドのビニールを開け、苗を徐々に外気温に慣らしていきます。

単花処理

落花や石ナスを防ぐため、トマトトーン50倍を開花前日か当日の午前中に単花処理します。

4月 レタス


☆赤文字の農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

病害虫防除

・灰色かび病・菌核病

スミブレンド水和剤 1500倍 (収穫7日前まで5回以内)

・腐敗病・軟腐病

スターナ水和剤   2000倍 (収穫7日前まで2回以内)

・アブラムシ類

アドマイヤーフロアブル  4000倍 (収穫3日前まで2回以内)

・ナメクジ類・ハモグリバエ類

パダンSG水溶剤  1500倍 (収穫14日前まで3回以内)
 リーフガード顆粒水和剤   1500倍 (収穫7日前まで2回以内)

収穫適期

結球が早まるため、取り遅れないよう8分結球で収穫します。収穫後は切り口を風乾し、褐変を防ぎます。

4月 エダマメ



品種・播種時期

『えぞみどり』
   4月1日〜7月20日
 『とびきり』
   4月1日〜5月31日

定植

一穴に二粒ずつ播きます。土壌に適度な水分が必要なため、乾燥している場合は、たっぷり潅水してから播種します。
 播種後は、被覆資材のパスライトをベタ掛けします。7〜10日で発芽し、頭を持ち上げてきたらパスライトを除去します。

栽培密度

畝幅150㌢、株間30㌢、3条の黒マルチを使います。

管理

高温作物であり、低温に弱いため、トンネル内の温度を25〜28℃に保ちます。
 開花期以降は特に乾燥を嫌うため、定期的に溝潅水します。

病害虫防除(10㌃当たり)

・ネキリムシ

播種時〜子葉展開時
 ネキリエースK    3㌔ (収穫21日前まで2回以内)

・茎疫病

ランマンフロアブル 2000倍 (収穫3日前まで3回以内)

・アブラムシ類・カメムシ類

スミチオン乳剤   1000倍 (収穫21日前まで4回以内)

・ハスモンヨトウ

プレバソンフロアブル5   4000倍 (収穫3日前まで3回以内)

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