2023年11月1日水曜日

11月 かんきつの時間

  


Q 果樹の施肥で気を付けることは?




A 種類によって時期が違います。適切な時期に施せるよう気を付けましょう!



秋肥の施用(100㎡当たり)

夏場に消耗した養分を補う秋肥は、冬の耐寒性を高め翌春の界か結実を促すために必要です。秋肥が遅れると地温が低く、養分の吸収が悪くなるため、適期に施します。
・極早生温州(10月下旬)
農協果樹配合 11~14kg
・早生伊予柑(11月下旬)
農協果樹配合 9~12kg
・普通温州(11月下旬)
農協果樹配合 11~15kg

収穫前の農薬散布

貯蔵中の腐敗を防ぐため、トップジンM水和剤またはベンレート水和剤に、べフラン液剤25を加え、散布します。
・トップジンM水和剤 2000倍
(かんきつ〈みかんは除く〉は収穫前日まで5回以内、みかんは収穫前日まで5回以内)
または、
・ベンレート水和剤 4000倍
(かんきつ〈みかん除く〉は収穫前日まで2回以内、みかんは収穫前日まで4回以内)
加用
べフラン液剤25 2000倍
(かんきつ〈みかんは除く〉は収穫前日まで3回以内)




ハダニ類の防除(10月下旬)

・オマイト水和剤 750倍
(かんきつ〈みかんは除く〉は収穫14日前まで2回以内、みかんは収穫7日前まで2回以内)



温州みかんの収穫

浮き皮の軽減と品質のばらつきを少なくするため、8分以上着色した果実を分割し採収します。

伊予柑の夏秋梢の処理

夏秋梢とは、夏から初秋に伸びた枝のことです。着果を減らし、新しい枝を発生させるため、先月に続き夏秋梢を切ります。
(広報誌だいち9月号参照)
①樹形を乱すため、垂直に立ち上がった枝は、基部から切ります。
②斜め上や水平に伸びた夏秋梢を予備枝にする場合は、春枝と夏枝の境のコブを残して切ります。
③弱い夏秋梢はコブの下の春枝まで戻って切り返します。
④樹冠拡大が必要な場合は、充実した所rで切ります。

★赤字の農薬は、毒物劇物農薬に該当します。
ご購入には印鑑が必要ですのでご持参ください。

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