2023年10月1日日曜日

10月 カブ

  


冷涼な気候を好みます。耐暑性は弱く、高温では根の肥大は悪くなり、病気が出やすくなります。低温にあうと花芽が作られ、春になるとトウ立ちします。大カブでは比較的早く、小カブでは遅い傾向にあります。堆肥を施す場合は播種の1か月前までに行い、化成肥料などの基肥も播種の2週間ほど前までに施用し、土となじませておきます。連作すると根こぶ病などが発生しやすくなるので、輪作をして完熟堆肥などによる土づくりをしましょう。有機性に富んだ、通気性や排水性、保水性がよい土壌が適しています。

基肥(1㎡)

・完熟堆肥 2kg
・苦土石灰 120g
・有機化成 100g

播種

・畝幅100~120cm、株間14cm、4条まき、深さ1cmの播き溝を20cm間隔で作り、1~2cm間隔で種を播き、薄く土をかけます。

間引き

間引きが遅れると茎葉の生育が優先して玉の肥大が遅れます。生育の後半には肥大が急速に進むため、本葉5~6枚目ごろには、最終の株間に間引きします。

最終の株間

・小カブ・・・10~15cm
・中カブ・・・20cm
・大カブ・・・30~40cm

追肥と中耕

小カブは基肥のみで栽培できますが、中・大カブは本葉5~6枚の間引き時に化成肥料を1㎡当たり20gを条間に施し、軽く中耕・土寄せします。




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