2023年10月1日日曜日

10月 やさいの時間 ソラマメ

  





Q ほ場準備で大切なことは?






A 各野菜の特徴に合った土づくりや畦づくりをしましょう!



栽培のポイント


1.ほ場は、日当たりが良く水はけが良いところを選びましょう。連作障害が出やすいので3~4年マメ科の栽培をしていないほ場にします。

2.ソラマメなどの大きい豆は、播種後に水を急激に吸水すると種子が割れたり腐敗しやすいので、以下の事を守りましょう。

①豆の一部が出るように播種する
②発芽まで過湿にしない
③播種前に浸種しない
3.根の酸素要求度が高いため過湿に弱いですが、着莢後の乾燥にも弱い作物です、土が乾燥すると実の肥大が悪くなり株が早く枯れ、収穫時期が短くなってしまいます。

播種

播種は10月中∼下旬が適期です。耐寒性の強い幼苗で冬を越させるように早播きしないようにします。

畑に直接播種する場合

・畝間120~135cmで畦を立て、株間50cmに播種します。
・オハグロを下に向けて土に挿し込み、種子上部1/4が地上に出るようにし、深く播きすぎないようにします。播種の1~2日前に十分潅水し、播種後はごく少量とします。
・アブラムシ類の防除として、アドマイヤー1粒剤2gを植穴に土壌混和してから播種します。

苗を立ててから定植する場合

・トロ箱にもみ殻をしき、清潔な砂または山土(真砂土)を7~8cm詰めます。
・4cm間隔に一粒ずつ、オハグロを下向きにして7割程度挿し込みます。
・播種後の潅水は1箱2ℓ程度とし、保水のため濡れた新聞紙で覆い涼しい日陰におきます。(発芽適温19~20℃)


・発芽後(播種後5~6日)は日当たりの良い場所で管理し、アブラムシによるウイルスの感染を防ぐため、白色の寒冷紗でトンネル被覆します。
・本葉2枚くらい(播種後2週間)になったら、種子が1/3出るように定植します。
・アブラムシ類の防除として、アドマイヤー1粒剤を2g植穴に土壌混和し植付けます。

ほ場の準備

播種または植付けの2週間くらい前に、10㎡当たり堆肥20kg、苦土石灰1.6kg、有機化成0.6kgを播いて、15~20cmの深さによく耕します。地温の安定や乾燥防止、雑草抑制、肥料流出防止のため、黒マルチを張ります。




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